GAIA所員のひとり言

建築設計事務所の一所員の、建築はもちろん、社会の様々なことについてのひとり言。

長者番付から世界情勢が見える!?

2012-03-12 18:52:21 | Weblog
先日発表された米フォーブス紙による2012版の「世界長者番付」。
上位3位は3年連続で変化なし、1位はメキシコの富豪カルロス・スリム氏、2位はマイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏、3位は米著名投資家のウォーレン・バフェット氏です。
注目する点としては、同誌が長者番付を発表してから25年目となる今年は、資産が10億ドル以上の富豪が過去最多の1,226人となり増えていること。低迷する欧州経済の影響が顕著に現れ、番付入りした欧州の富豪の数が、2年連続でアジア太平洋地域の富豪人数を下回っていることでしょうか。
 
日本人のトップは、88位にランクインしたファーストリテイリング(ユニクロ)社長の柳井正氏。
金額にして100億ドル。
素朴に思うのはどこからそれだけのお金を得ているのかということ。
ちなみに柳井氏の役員報酬は3億円とのことなので、それだけでは合いませんね。
ということは、そう、株。フォーストリテイリングの株の保有によって得られる配当収入ですね。
こちら、単純計算で役員報酬の20倍以上を得ているようです。
もちろん、企業業績が悪化すれば配当金ゼロとなるリスクはありますが、ここにユニクロの力強さを感じます。
 
世界長者番付を見ると、今の世界の情勢が見えてくるように思います。
どの国に、どの分野に、今勢いがあるのか。
世界はどの方向に向かおうとしているのか。
非常に興味深いです。
 
 
tomo