これはある方からプレゼントしていただいた作品です。
その方がお作りになったもので、「ソーラー版画」で作られています。
ソーラー版画とは、ソーラーという名前から想像できるかもしれませんが、そう、「太陽」の力を使い作成する版画です。
そういうことかといいますと、彫刻等などで彫ることなく、なんと太陽の力で彫ることができます!
遮光ペンで透明なフィルムに絵を描き、太陽の当てると固まる「光硬化樹脂」でコーティングされたプレートに乗せて太陽光に当てること2分弱。そのプレートを水で流すと光の当たっていない部分が流れ落ち、彫刻刀で彫ったものと同様に仕上がるそうです。
太陽の力で作品を生み出すってとても素敵ですよね☆
そして、インクは大豆から出来ているので水に流しても環境を汚さないそうです。
太陽、そして大豆・・・環境を配慮した今の時代にあった技法といえます。
その版画、インクから生み出された作品の1つが先ほどご紹介したのもの。
淡い色使いにあたたかい雰囲気が醸し出されていて、手を携えるこの絵がなんとも微笑ましく、愛情に包まれた印象を受けます。
ソーラー版画はこれからどんどん有名になってくるのではないでしょうか。
ぜひチェックしてみてください。
tomo