GAIA所員のひとり言

建築設計事務所の一所員の、建築はもちろん、社会の様々なことについてのひとり言。

23時まで受験??大学検定のルールを変えた人!?

2011-06-21 18:46:10 | Weblog
交渉術にまつわる話で、孫正義氏に関する興味深い話をご紹介します。
孫正義氏といえば、ソフトバンク株式会社の代表取締役社長を勤める方ですね。
 
さて、そんな孫氏がアメリカ・カリフォルニア州にて大学検定試験を受けた時の話です。
大学検定試験では50ページに及ぶ英語の問題を理解しなければなりません。英語が得意ではなかった場合「あぁ、ここまでか・・・」と思うことが一般的なのではないでしょうか。
しかし、孫氏はここでこう思ったのです。
 
「この問題が日本語ならば必ず解ける」
 
そして、孫氏は試験官に、自分は外国人なので、単語の意味が分かるように辞書を使わせてほしいと主張し
 
「辞書の貸し出し」「時間延長の要求」
 
を行いました。試験官では結論が出ず、最終的には教育委員長にまで直接電話をかけて交渉したといわれています。
ついに、この要求は受理され、さらに、時間延長に関しては、時間制限がなかったと解釈し、毎日23時まで試験を受け、大学検定に合格したそうです。
 
こんなこと考えられますか?
実際思いついても行動することは難しいのではないかと思います。
しかし、孫氏は交渉をします!しかも決定権をもつ人にたどり着く!ここがポイントですね!!
結果的に「日本語でなら解ける」という意志も有言実行で受かっているところももちろん素晴らしいと思います。
 
孫氏は的確に交渉相手を導き出し、粘り強さをもって自分の意志を貫く強さをもっているという印象を受けます。
 
実際に行動できるかは難関かもしれません。しかしこのポイントをおさせて行動することで大きな成果を生み出すことができるかもしれませんね。
 
 
tomo