龍馬の右手の謎！？

坂本龍馬の右手の謎についてのお話。

NHK大河ドラマで「龍馬伝」をしていることもあいまって、坂本龍馬の人気はうなぎ上り♪

ところで、みなさま、坂本龍馬の肖像写真でよく見かけるこの写真。

　
なんで右手を懐に入れているのかって考えたことありますか？？？

これにはいくつかの説が存在します。

 

まず、何かを持っているのではないかという説。

有力なのは、「拳銃」。

龍馬は北辰一刀流の免許皆伝（免許皆伝までとっていたかは実は定かではないようですが・・・）の腕前でありながら、刀で人を切ることを好まなかったそうです。

 

そして、「万国公法」という本。

　

万国公法＝国際法 "International Law" なるものはヨーロッパで16世紀から17世紀にかけての凄惨な宗教戦争の歴史に鑑みて提唱され発展した、成文化された条約と慣習法、法の一般原則から成り立つ文明諸国家間の法体系です。

龍馬が持ち歩いていたのは、国際法解説書の翻訳版の本です。19世紀後半から20世紀前半にかけて近代国際法を普及させたという点で、東アジア各国に多大な影響を与えたのがこの国際法解説書の翻訳された本。龍馬はこの「万国公法」を通し、世界的視野を培っていたようです。

 

では、何かを持っているのではないとしたら・・・

 

有力なのは、「傷を隠している」説。

傷とは、伏見町奉行所配下の襲撃を受けた「寺田屋事件」で負ったといわれるものです。

 

はたまた、ナポレオン・ボナパルトが胃の痛みをこらえるためにいつも片手で胃を押えていたように、この時の龍馬も胃が痛かったからかもしれません・・・？

 

 

考えられる理由はいくつもあります。そして、どれが本当なのかは実は定かではないのだとか。

これは龍馬本人のみぞ知るわけです。

歴史ミステリー♪

 

 

そういえば、この写真についての豆知識。

この写真は、原板として焼き増し可能な「種板方式」で撮られているのだそうです。

龍馬はこの写真を焼き増しして、他藩の志士たちに配っていたのではないかとも考えられています＾＾

龍馬の性格の想像がつきそうです☆

 

 

坂本龍馬の右手の謎。

龍馬の身長が最近になって訂正されたように、もしかしたらこの謎も解き明かされるときがくるのかもしれませんね。

歴史はやっぱりおもしろいっ！！

 

tomo