GAIA所員のひとり言

建築設計事務所の一所員の、建築はもちろん、社会の様々なことについてのひとり言。

エジソンと日本の思わぬ結びつき☆

2010-06-03 19:32:28 | Weblog
今回は、エジソンと日本の関について。
エジソン電球と日本は切っても切り離せない関係なんですよ☆
 
突然ですが、白熱電球を発明したのは誰かご存知ですか???
エジソン???
確かにエジソンが発明したという説がよく聞かれますが、実は違います。白熱電球を発明したのはイギリスのジョセフ・スワンです。
エジソンは「電球の発明者」ではなく、電球を改良して「電灯の事業化に成功した人」と言うべき人のようです。
 
白熱電球とはガラス球内のフィラメント(抵抗体)のジュール熱による輻射を利用した電球です。
このフィラメントには、当初炭化させた紙が使われていましたが一分も持たない代物でした。フィラメントの素材・性能こそ、白熱電球の鍵を握るものと言えます。
そこでエジソンは、様々なもので実験していきました。その実験数数千回。
ある日エジソンは、中国のお土産としてたまたま研究所にあった扇(おうぎ)の竹の骨を使ってみると、なんと連続点灯時間が200時間を越えることに成功。そうして、着目したのが「」です。
エジソンは、世界中に1200種類ほどあるといわれる竹からより良いものを探すため、10万ドルの費用を費やし、20人の調査員を世界中に派遣したと言われています。
その中の調査員の1人が、日本の竹を集めるために来日。
当時の首相であった伊藤博文や外務大臣の山県有朋に面会し、「竹ならば京都が一番である」と聞き、さらに、当時の府知事である槙村正直に「嵯峨野か八幡ならば良質の竹がふんだんにある」と紹介されて、たどり着いたのが、八幡男山の岩清水八幡宮の境内に生えていた真竹だそうです。
この八幡の真竹、なんと1200時間という連続点灯時間を打ち出すという素晴らしい結果を生み出し、エジソンは一気に注目を集めました。
そして、その原料となった竹はエジソン電灯会社へと輸出され、電灯事業が開始されました。ちなみに、このエジソン電灯会社は、世界第二位の電機メーカー「ゼネラル・エレクトリック(GE)」の前身です☆
 
まさか、エジソンと日本がこんなところで結びついていたなんて♪
 
 
エジソンの言葉を聞くと、常に「あきらめない」ことの大切さを問いているように思います。
何千回実験に失敗しても、それでもあきらめず続けて、そして成果を出しています。
下記の言葉はエジソンの言葉です。
 
人生における失敗者の多くは、諦めた時にどれだけ成功に近づいていたかに気づかなかった人たちである。

私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。
 
人間離れした天才だって?人間離れなどしていない。私はあきらめないことの天才なのだ。
 
確かにあきらめたら、そこまで。先に何があってもたどり着くことができなくなってしまいます。
あきらめずに続けるということはとても難しいことであると思います。投げ出すことは簡単です。それでも、がんばり続けたなら、きっと実のあるものとできるのだと思います。
とりあえず、あと一回あと一回と少しずつでもいいから、あきらめない精神を磨けるように励んでいきたいと思います。
 
tomo
 
 
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