GAIA所員のひとり言

建築設計事務所の一所員の、建築はもちろん、社会の様々なことについてのひとり言。

英語になった日本語「bento」!!

2009-10-05 20:22:02 | Weblog

今回は、英語になった日本語「bento」のお話。
bento、そう、弁当です!

英語になった日本語というと代表的なもので、sushi、karaoke、tsunami、udon、最近ではanimeやmangaなどが有名ですね。
それらと同じように使われるようになったのが「bento」です。

アメリカなどでも以前からお昼にご飯を持っていってるじゃない?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、ランチボックスに詰め込んで持っていく習慣があります。
しかし、ランチボックスとbentoには違いがあります。それは、中身です!!

私も以前ホストファミリーがランチボックスを持たしてくれましたが、 その中身はパン一斤(大量・・・^^;)を使ったサンドウィッチ、りんご丸ごと、ポテトチップス、それにパックのジュースでした。。。ん~なんともおおざっぱというかなんというか。
それに比べて、日本のお弁当は彩りよく、何種類ものおかずが入っているためバランスよく栄養を摂取することができる、見た目も楽しめ、体にも良いというとても魅力的なものといえると思います。
そう、そのようなランチボックスこそが、今海外で「bento」として人気が出ているのです!!


9月9日付の「The New York Times」にこのような記事が掲載されています。

 【Bento Boxes Win Lunch Fans (弁当箱がランチファンに打ち勝つ)】(一部抜粋)
It might seem like silly kids’ stuff, but that sense of fun has helped make bento boxes — obentos as the Japanese call them — increasingly popular with grownups in the United States, too.
(可愛いお弁当は)子供向けに見えるかもしれませんが、作る楽しさがお弁当がーお弁当というのは日本語ですがーアメリカの大人の間でもどんどん人気が出ている理由です。

In Japan, compact, compartmented bento boxes are traditionally filled with rice, pickled vegetables and fish or meat. Japanese mothers take pride in their obentos and hope they outshine those of other mothers, said the Japanese cookbook author Hiroko Shimbo."Obento making is a kind of cult,” she said.
日本では、コンパクトで仕切りのついたお弁当箱は伝統的に、ご飯、お漬け物、そして肉や魚などが入れられます。日本の母親達はお弁当づくりにプライドを 持っていて、お弁当で、他の母親に勝つことを望んでいるのです、と日本のお料理本の著者、ヒロコ・シンボは言います。「お弁当づくりは、ある種、カルトなんです。」

さらに最近アメリカでは、日本の弁当箱に手作りのランチを入れて持っていくことが、ずいぶんポピュラーになって人気が出てきたと書かれています。
手作りの弁当というのは、見た目にこだわったり(人気アニメのキャラクター弁当など)、量をコントロールしてダイエットに励んだり、お金を節約したりという良いことがたくさんあるというのです。記事全体から、bentoが浸透していった理由をうかがい知ることができます。

下のお弁当は、なんと20歳の男子大学生が作ったものだそうです^^
  ←「The New York Times」より

かわいい~♪
最近では日本でも弁当男子が注目されていますが、アメリカの男子もすごいですね!!

日本のお弁当が、まさか海外でこんな風に広まっていくとは全く想像していませんでしたが、日本の良い文化として海外で受け入れ、さらに日本語がそのままbentoとして理解してもらえているというのはとてもうれしいことですね。
日本語がまた1つ英語となりました♪
tomo

 

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