シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0240■マニュアル喰いとオートマ喰い 

2007-04-11 | 猫の海外暮らし
また子どもたちが、学校に行かないでずっと家にいるぞ。
昼寝の場所をどこにすっかな?
そうそう、パソコンが壊れちまって困ってるらしいぜ、アイツ。
==============================

ケットウチが下がらないように、糖尿病のアニキの行くとこご飯あり、って話をしたけど、アニキもそうそう嫌がってるばかりじゃない。元々ネコがいいから、アイツらがそうしてほしんいんだったら、一生懸命がんばるほうなんだ。おいらとはぜんぜん違う。

どういう風にがんばるかっていうと、
「寝起き喰い」
これは連れ合いがやるんだけど、グーグー寝てるアニキの目の前、足や鼻先に触るようにボールを置く。わざと起こしてるようなもんさ。アニキは起きたばっかりでビックリ。なにがなんだかわかんない。だから、目と鼻の先のボールに顔をつっこんでとにかく喰いだすんだ。

「ほらね、やった、やった。ネコがいいぞぉ!」
と連れ合いは大得意。喰ってるアニキもなんで喰ってんのかわかんないはずだ。腹が減ってるかどうかも。顔を動かしようがないくらい目の前にボールがあるから、開いたところ、つまりボールの中に顔を入れただけってとこかな。

おんなじように、起きてるアニキの顔にボールをグッと近づけて喰わすやり方、
「はめ喰い」
もある。
これなんかも顔にボールがはまるようなもんだから、後ろにでも下がんない限り喰うっきゃない。
これも連れ合いがやるんだ。なんとかお手々まんまを しなくていいように、自分の手が汚れないように、ってそれしか考えてないんだ。わかるぜ。

アイツもやってるにはやってるけど、連れ合いほどひつこくない。いざとなったらお手々まんまをすればいいと思ってる。まぁ、その詰めの甘さで失敗してるんだけど。アニキの近くにボールを置いとくぐらいじゃダメなことはわかってるだろう?かといって連れ合いのひつこさもね。
こりゃ、大変だ、アニキ。

とにかく、世話を焼かないと喰わないってことで、これは、
「マニュアル喰い」
って呼ばれてんだ。こんなもんにまで名前つけんなよな~、二本足。他にやることないのか?

な~んにも手がかかんないおいらは、
「オートマ喰い」
なんだと。そっ、それがどうしたんだよ?ふん。

(さ~て、これは誰が喰ったか? 答え:2匹→)

(つづく)


最新の画像もっと見る