シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0279■2匹のガン猫

2007-08-05 | 猫の海外暮らし
きのうはアニキが外でケンカ。
ほんのちょっとだけど、手が出たのは久しぶりじゃないか?
でも、おいらは見にも行かない。アイツが、
「イイ年して、いいかげんにしなさいよ!」
って文句言ってるのを聞いてただけ。平和が一番さ。
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うちには2匹のガン猫がいるんだと。連れ合いがブイブイ言ってるぜ。
1匹はもちろん、おいらさ。
本物のガン猫だ。
首にこんなデッカいガンぶら下げて歩いてるヤツなんて、近所じゃおいらぐらいだ。見たことないぜ。

もう1匹?
そりゃ、アニキさ。ガンはガンでも頑固のガン。
前にもこの話はしたけど、これがアニキだから変わんないさ。

タビが来てからすっかり肉食になったアニキ。
特にウシが好きなんだ。それも白いとこがない、赤いのばっかりのやつ。
アイツらはトップサイドとかいうデカい肉を買ってきて小さく切ってあげてんだ。

でも、はっきり言って、切るのがめんどくさい。
「ひき肉喰ってくんないかな?ピッピみたいに。」
って言い出した。でも、それは前に失敗してんだぜ。懲りないヤツら・・・。

おいらはひき肉でもいいんだ。それよりブタが好き。ウシはあんまり、なんだ。
ホントはブタの小さく切ったのなんか出たことないから、ひき肉喰ってんだけどさ。
つい喰っちまうから、小さく切った白いとこがないブタなんてますます出てこない・・・
まっ、いいけどさ。

でもアニキは違う。
白がまじったのはイヤなんだ。
イヤだったら喰わない。
喰わないとインシュリンの注射のあと、ケットウチが下がる。(そのときのことはコッチから)
下がるとフラフラになって、アニキもアイツらも大変なことになる。
だからアイツらはトップサイドを小さく切る・・・。

あきらめるんだな。
アニキに元気でいてほしかったら切るしかないぜ。
そうそう、おいらにも今度、切ったの喰わしてくれよな。
(つづく)

(おいら?なんでも喰うぜ。えっ?ベッドの上でなんて行儀ワルいって?カンベンしてくれよな、ガンなんだからさ→)


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