シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0294■なんの音?

2007-08-26 | 猫の海外暮らし
「やーねぇ。これじゃ、骨が毛皮着てるみたいじゃない。背中なんかゴッツゴツよ。」
って言われながら、流動食を喰わされてるおいら。
やーねぇ、って言われてもね。自分でなんにも喰わなくなって1週間以上か。
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引越しは隣の家だった。さんざん、おいらたちの庭を歩き回ってたシィンはどっかに行っちまった。
じゃ、うちの家の中の箱はなんなんだ?

前だったら、段ボール箱を見たら徹底的ににおいをかいで、チェックして、上って、爪をといで、中に入って寝心地も確かめて・・・とやらなきゃ気がすまなかったアニキ。
でも、トシとったのかぜんぜん興味がなさそうだ。
おいら?
おいらは元々アニキみたいにマメじゃないんだ。においかいで、それでおしまいさ。
二本足のもんなんて、おもしろいわけないだろ。

きのうは天気がよかったけど、見えないくらい小さい雨が降っててちょっと寒かった。
デッキで昼寝してたけど、中にはいったらアイツが毛布を持ってきたんで、そのままグースカグースカ。外でデカい声がしてワーワーやってたけど、子どもが家にいる日だから、誰か来たんだろうと寝てたんだ。

そのうち、
トンカントンカンギーコーギーコー
トンカントンカンギーコーギーコー
ギコギコギコギコギコギコ


聞いたことない音がして、
キ――――――――――――ン
キ――――――――――――ン
キ――――――――――――ン
キ――――――――――――ン

って、すんげえ音。この近さは庭だぜ。なにやってんだ?

でも、眠くなるトランスファーファクターをしこたま飲んで眠くてしょうがないし、
ガンだし、おいらは見に行かないでそのまま寝てた。
「行くの?行ってもいいけど、おじさんたちいっぱいいるから、気をつけてね。」
ってアイツが玄関で言ってる声がしてたから、アニキは行ったんだろう。

さすが、防人ネコだ。
なにやってんだ?あぁ、眠い。

(庭の安全を守るアニキ。いつもご苦労だニャン。
でっ?変わった事は?→)

(つづく)


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