シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0239■アニキとお供え

2007-04-03 | アニキ物語
「わ~い♪ 曜日はちょっとズレちゃったけど、3月のメルマガ、全~部出たわ!」
ってアイツが喜んでるとこみると、ホントはいつも全部出てないのか?
おいおい、聞いてないぜ、そんな話。
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糖尿病のアニキの行くとこご飯あり、だ。
いつもご飯が置いてあるはずのとこにご飯がないときは、アニキを探せばいい。
グーグー寝てるアニキの目の前、目が覚めたら真っ先に見えて、においがする鼻先にご飯が置いてある。しかも、混合削り節たっぷりなやつが。前は削り節なんてどうでもよかったけど、おいらも最近はあった方がいいかな?

でも一番いいのは開けたてのネコ缶さ。あの白いデッカ~い箱の中で冷たくしてないやつ、ね。
しばらく置いといて、上の方が乾いてるのはね~、今ひとつおいしくないんだ。
えぇ?贅沢だって?
でも、出てくるネコ缶が2種類しかないんだから、これぐらいは言わせてくれよな。

そうそう、ア二キとご飯の話だった。
なんでこんなにひつこく喰わせるかっていうと、糖尿病のインシュリンを打ったあとにケットウチが下がり過ぎないようにするためさ。ここでも何度も言ってるとおり。ちょっとしか喰ってないでぐっすり寝ちまうときが一番アブナイ。だからアイツらがみんなで出かけたり、寝ちまったときに問題が起きるんだ。(アブナかったときの話はコッチから)

「首からご飯をぶらさげて、いつでも食べられるようにできないかしら?」
アイツはいつもそう言ってる。見たことないぜ。首からフタの開いたネコ缶ぶらさげた四つ足なんて。ホントに二本足は自分たちの思いどおりにしたいんだな。

アニキも気の毒さ。喰いたくないときに「喰え喰え攻撃」にあったり、気持ちよく寝てる目の前でネコ缶のにおいがプンプンしたり。あんまりひどいと、クルっと後ろを向いて寝てるぜ。背中にご飯がくるようにね。それでもダメだと、ほかの部屋に行ったり、ソファーの上なら別のソファーに移ったり。



でもね、二本足はひつこくて、頭がワルい。そんなんじゃ、あきらめない。なんでアニキが逃げ出すのか、わかろうともしない。
「あら、またご飯にお尻向けてる!」
「今度は子どもの部屋だ!」
とかなんとか言いながら、アニキの目の前にまたドンとボールを置く。



それが「オソナエ」に見えるんだと。
なんだ、ソレ? で、

「チャッチャにオソナエしてある?」
ときた。まっ、そのせいもあってか、ここんとこアニキはけっこう元気なんだけどさ。
(つづく)


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