シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0161■ハレーション・ネコ

2006-05-15 | 猫の海外暮らし
ごめんよ、新しいパソコンが来たんだけど、アイツはその前に座ったきり部屋から出てきやしない。また忙しいんだと。
しょうがないからおいらが行って、ひざに乗って昼寝してた。
それぐらい動かないんだ。
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「やっぱりダメだわ。ハレーション起こしちゃう。」
「白過ぎるんだろうな。」
「そーなのよ。真っ白だからなかなかピントが合わなくて。」
「焦点になるものがないんだよな。」

アイツと連れ合いがブツブツ言ってる。おいらは目をつぶってるけど、ふたりがなにしてんのか、よーくわかってるぜ。だてに13年も一緒に住んでないさ。それにもうすぐ14年!
おいらの写真を撮ってるんだ。

「あっ、動いちゃったぁ。また撮れなかった。」
ホラな。やっぱりそうだ。こんなときはシッポをパタッパタッ。
声には出さないけど、
「あっち行け!」
(←まっ、こういうこと。影はくっきりなんだけどね~)

でも、アイツは、
「やっだぁ~、寝てるくせにシッポだけ起きてるぅ♪」
だと。んなわけ、ないだろ。二本足でもそれくらい、わかれよ。

写真でもアニキは人気がある。
白くないからハレーションが起きない。
トラ模様があるからいつでもピントが合う。
写真が嫌いじゃないからカメラ目線する。
ネコがいいから動かない。
爆睡するからポーズが豊富。

とにかくね、おいらは写真が嫌いなんだってば!


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