シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0160■アニキと出前

2006-05-07 | アニキ物語
ごめんよ、パソコンが壊れたんだと。
今は新しいのが家に来て、ジャーンと机の上に乗ってんぜ。
これでメルマガもブログも再開なんだと。
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「おい、チャッチャがデマエ待ってんぞ。」
と連れ合いが言うと、
「は~い♪」
とアイツがキッチンに飛んでった。

「デマエ?なんだ?」
と思ってたら、アイツがおいらたちのご飯のボールを持ってきたじゃないか!
お手々まんまか?
と思って見てると、アニキは自分で喰いだした。
ふ~ん。

「ほらね、やっぱりテンヤモノがいいんだ。」
と連れ合いがうれしそうに言う。いまだにアニキにお手々まんまなしで喰わせることに燃えてる連れ合いには、どんな理由でもアニキが自分で喰うとうれしいらしい。
けっこう、ひつこいんだ。

アニキがちょっとは自分で喰ってるのには訳がある。

ひとつは、だんだん寒くなってきて、とにかくいおいらたちは腹が減る。もっと寒くなる前にたっぷり太っとかなきゃいけないんだ。二本足は服なんて面倒なものを着るけど、おいらたちは太っておしまい。なっ?簡単だろ? 二本足もやればいいのに。そうしたら洗濯もいらないんだぜ。

もうひとつは、最近のアニキ、カーペットの上でしか喰わないんだ。
カーペットがないキッチンだと肉球が冷たいのかね?
まさかだよな。このまま外を歩き回ってんだからさ。
いつものことだけど、なんでかは知らない。

アニキはカーペットの上でしか喰わない――
それだけのこと。
(お尻があったかいニャン→)

で、アイツらがせっせとテンヤモノをデマエしてる。

「なんで~?なんで~?」
って言いながら。
なんでか知ろうとするのは、あきらめるんだな。


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