シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0267■ヘンな寝かた

2007-07-15 | ガン闘病記
きょうは寒かったな~。朝、散歩に行ってからずーっと寝てたよ。
アイツと連れ合いが何度も毛布をかけにきてくれたっけ。
(これは連れ合いの手→)

寝てるとなんかズレちゃうんだけど手がないからね~、自分じゃかけらんないんだ。
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最初はアイツの指先くらいの大きさだったんだ。
アイツがそう言ってたから。
「ねぇ。ピッピってまたガンになっちゃったみたいなの。このコリコリしたもの、わかる?指先ぐらいの大きさの。」
って、連れ合いに言ってたからな。

「小さいけどガンだと思う。触った感じが前のとそっくりだから。」
「確かに・・・」
「どうして再発しちゃったのかしら?外にも出られて、なんの心配もなくて、こんなに幸せに暮らしてるのに・・・」
「・・・・・・」

アイツが気がついたとおりだった。
前のガンが治ってニュージーランドに来てからも、アイツはときどきおいらの首の周りや脚の付け根を触っちゃ、ガンがないか調べてた。気がつくとしたら、アイツだった。

その前にも、おいらが寝てるのを見て、
「やーねー、ピッピったら、そんなに首伸ばして寝て。ガンのときみたいじゃない。」
って言ってゲラゲラ笑ってたっけ?ずっと気にしてたんだ。

そうさ、そのガンにまたなっちまったんだ。だから、寝かたもおんなじさ。
今は冬で寒いから首をうんと丸めて、小さくなって寝てるときもあるけど、反対にうんと伸ばして寝てるときもある。どっちかなんだ。ガンが大きくなってきて、寝にくくなったんだ。とにかく邪魔なんだよ。いつもおんなじようなかっこで寝て、それにも慣れてきたけどね。
(つづく)


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