![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/2a/182ffb3112c1532f961bca9774945ed2.jpg)
アイツと連れ合いが何度も毛布をかけにきてくれたっけ。
(これは連れ合いの手→)
寝てるとなんかズレちゃうんだけど手がないからね~、自分じゃかけらんないんだ。
==============================
最初はアイツの指先くらいの大きさだったんだ。
アイツがそう言ってたから。
「ねぇ。ピッピってまたガンになっちゃったみたいなの。このコリコリしたもの、わかる?指先ぐらいの大きさの。」
って、連れ合いに言ってたからな。
「小さいけどガンだと思う。触った感じが前のとそっくりだから。」
「確かに・・・」
「どうして再発しちゃったのかしら?外にも出られて、なんの心配もなくて、こんなに幸せに暮らしてるのに・・・」
「・・・・・・」
アイツが気がついたとおりだった。
前のガンが治ってニュージーランドに来てからも、アイツはときどきおいらの首の周りや脚の付け根を触っちゃ、ガンがないか調べてた。気がつくとしたら、アイツだった。
その前にも、おいらが寝てるのを見て、
「やーねー、ピッピったら、そんなに首伸ばして寝て。ガンのときみたいじゃない。」
って言ってゲラゲラ笑ってたっけ?ずっと気にしてたんだ。
そうさ、そのガンにまたなっちまったんだ。だから、寝かたもおんなじさ。
今は冬で寒いから首をうんと丸めて、小さくなって寝てるときもあるけど、反対にうんと伸ばして寝てるときもある。どっちかなんだ。ガンが大きくなってきて、寝にくくなったんだ。とにかく邪魔なんだよ。いつもおんなじようなかっこで寝て、それにも慣れてきたけどね。
(つづく)