旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

願泉寺

2021年06月20日 | 旅 歴史

 大阪府貝塚市中に願泉寺(がんせんじ)があります。
 金凉山(きんりょうさん)願泉寺は浄土真宗本願寺派のお寺で、俗に貝塚御坊とも呼ばれます。行基が始まりと伝えられ、本尊の阿弥陀如来立像も行基作といわれています。応仁年間(1467-1468)に浄土真宗本願寺の蓮如が立ち寄って教えを説いています。
 天文14年(1545)に卜半斎了珍(ぼくはんさいりょうちん)が根来寺より招聘され、堂宇が再興され真宗の道場となりました。天正5年(1577)、信長の雑賀攻めで全焼しましたが、3年後に了珍と門徒により復興し、天正8年(1580)には豊臣秀吉から寺内諸役免除の朱印状が下されています。
 天正11年(1583)、紀州鷺森御坊に退去していた本願寺第11代・顕如を迎え、2年間、本願寺の本山となりました。その後本願寺は大坂天満に移り、慶長12年(1607)、本願寺准如から願泉寺の寺号を授けられました。慶長15年(1610)、徳川家康から貝塚寺内町が朱印地と認められ、卜半(ぼくはん)家は自治権を認められました。
 僧でありながら武士を雇って、近隣諸藩から独立した立場を明治まで続けました。また、明治までは東西本願寺と関係を持ち、両本山歴代門主の絵像を所蔵しています。本堂(附指定で鐘楼、築地塀、目隠塀を含む)、太鼓堂、表門などの建造が国の重要文化財に指定されています。

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