旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

岸和田城

2021年06月08日 | 旅 歴史

 大阪府岸和田市岸城町に岸和田城があります。
 岸和田城は建武年間(1334-1338)頃、楠木正成が摂津・河内・和泉3国の守護に任ぜられた際、一族の和田高家に命じて築城させたのが始まりです。後に足利氏の武将・山名氏清が和泉守護になった際、信濃泰義が城主となりました。
 応永15年(1408)細川頼長が城主となりました。明応9年(1500)細川元有が畠山尚順に敗れ、守護代として松浦肥前守が入城しました。岸和田衆と呼ばれた松浦一族がしばらく治めました。天正11年(1583)豊臣秀吉の家臣・中村一氏が現在地に築城しました。
 天正12年(1584)、根来衆、雑賀衆の宗徒との戦いになり、城下は焼かれました。翌年、秀吉は岸和田城を拠点にし、10万の大軍で、根来の本拠である根来寺を攻め、壊滅させました。その後、小出秀政が城主となり慶長2年(1597)には天守閣が築城されました。(天守は文政10年(1827)に落雷のため焼失しています)
 慶長19年(1614)の大坂冬の陣では松平信吉が城主となり、北条氏重、小出吉英と代わり、元和5年(1619)には松平康重が入城しています。寛永17年(1631)岡部宣勝が6万石の城主となり、明治まで岡部氏13代が治めました。明治4年(1871)の廃藩置県により廃城となりました。

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