
京都府京都市右京区梅ケ畑奥殿町に為因寺(いいんじ)があります。
為因寺にある宝篋印塔は近くにある高山寺のものと作者が同じではないかと思われるほどよく似ており、わが国の宝篋印塔の中で最も古いものです。後面には「文永二年乙丑八月八日造立」の刻銘があり、鎌倉時代中期の文永2年(1265)に建てられています。
為因寺宝篋印塔
この宝篋印塔の正面には阿難塔と刻まれていて、女人成仏、女人救済の塔であったことがわかります。花崗岩製で、高さは2.1mあります。相輪は折れ、九輪上部の四輪と請花基礎の下部等がありません。笠は四隅が馬耳状で、大きく乗る四隅の隅飾は別の石でできています。昭和30年(1955)に国の重要文化財に指定されています。
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