虚空漂浪日記

魂の開放を求めて、右往左往。嫌われものの”宗教”の根本を捜し求める日記です。

原発由来の放射性物質と健康被害について考える-その4-

2012-07-12 19:39:23 | 社会
昨日(7月10日)午後5時頃、空を見上げると1機の小型機が飛んでいました。その小型飛行機は飛行機雲をなびかせ、ゆっくりと南へ飛んでいたのですが、おかしなことにその飛行機雲はところどころで途切れているのです。しかも、街の中心部を過ぎると飛行機雲はもうなくなり、そのまま小型機は飛び去っていきました。空は晴天で雲一つないにも関わらず、他に2筋(すじ)の乱れた飛行機雲が残ったいるのです。古い方は既にあたかも雲が発生したかのような状態に散らばり始めていました。
これが噂の「ケム・トレイル」なのでしょう。
その存在を知ってから、初めてその現実の行為を確認しました。
明らかに何かを散布していることが見てとれます。何を撒いたのかはわかりませんが、何かとんでもないとこを繰り広げている存在があることは確かです。しかも、それは取り締まられることもなく、平然と行われているのです。
国家より大きな力が働いているからこそできる行為です。そうした力が我々の住む日本という国で公然と行使されており、原発の事故処理にも絡んでいるのでしょう。


(4)ゴミ売新聞が福島原発事故による死亡者を報道していた!

さて、放置された福島原発から20Km圏内の犠牲者の遺体について、その後の情報を探していましたら、このような新聞記事をみつけました。


『災害関連死、573人認定…福島の13市町村 読売新聞   2012年2月4日03時00分

東京電力福島第一原発事故で、政府から避難などを指示された福島県の13市町村で昨年、計573人の災害関連死が認定されたことが、各自治体への取材でわかった。
避難が複数箇所に及んだり、長期化したりした結果、審査が難航するケースも目立つという。審査入りした634人のうち、29人は再調査が必要として認定が保留されている。
13市町村は、警戒区域や緊急時避難準備区域(昨年9月末に解除)、計画的避難区域に指定されるなどした南相馬、田村、いわきの3市と、双葉郡8 町村(浪江、双葉、大熊、富岡、楢葉、広野町、葛尾、川内村)、川俣町、飯舘村。
計748人の認定申請があり、634人が審査を受けた。
このうち573人 が認定された。
不認定は28人。4人は書類不備で再申請を求められ、29人は保留とされた。』

英語版ではハッキリと「核クライシス関連の死者の数は573名/573 deaths 'related to nuclear crisis'The Daily Yomiuri 2012年2月5日」となっています。

http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1405.html(カレイドスコープFri.2012.07.06)

ゴミ売新聞の記事ですから、国内の人には真実をわかりずらく表現していますが、海外向け(英字)では福島原発の事故による犠牲者としています。
こうした報道があるにも関わらず、”原発事故で1人も死んだ人はいない”などと発言する人がおり、”見ても見えず、聞いても聞こえず”の愚か者が如何に多いことか
それにつけても、原発から20Km圏の被ばく遺体のその後はどうなったのでしょうか?
どうも、ゴミ売の記事内容とは異なると思います。
何故なら、この記事の内容から判断すると、家族が遺体を確認した被害者数といえるからです。一方、昨年放置されていた被曝遺体は近づくこともできないほどの高濃度の放射線を出していたわけで、家族の確認は無理と判断できます。
では、まだ、放置されているのでしょうか? 
壊れた原発の現地に作業員がいるくらいですから、何とかできると思うのですが、出来ないならば”ただちに影響がない”と広報していた方に完全武装で責任を取って処置して頂きたいと思うのですが・・・

さてさて、”ただちに影響ない”君が、現地視察で完全武装していたことはTvなどで放映されたところですが、彼は何故、完全武装をしていたのか?
その答えを考えてみましょう。


(5)原発事故により様々な放射性物質が放出された!

保安院は2011年6月6日に31種類の放出核種を発表しました。その後訂正されましたが、その核種の内容が以下のこれです。

http://www.meti.go.jp/press/2011/10/20111020001/20111020001.pdf(「東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に係る1号機、2号機及び3号機の炉心の状態に関する評価について」の一部データの誤りについて)

保安院が発表した放射性物質の種類は31種類ですが、原発内で生成される放射性物質はこんなものではありません。
私が調べ、以前に皆さんにお知らせしたものだけでも相違数に上ります。
確認のため、以前お知らせしたブログを再掲しておきましょう。

http://blog.goo.ne.jp/ogamiitousai/e/281f11e447830a8ff0c205bb9b6d625e(原子炉が生み出す放射性物質の種類(1))
http://blog.goo.ne.jp/ogamiitousai/e/af3c7536d076eb4b179159cd90ed044a(原子炉が生み出す放射性物質の種類(2))

このように膨大な数の放射性物質が生成され、放出されるわけですから、何が危険であるかなどは全て解明されているわけではありませんね。
”何ができるか”までは解明済みでしょうが、それぞれの放射性物質が人体にどのような影響をあたえるかは全部わかっているわけではないのです。
そういうわけで”完全武装”君が登場するわけです。
尚、”プルト君(プルトニウム)が飛んだから”という話がありますが、プルト君はα線をだすので紙1枚で放射線を遮(さえぎ)ることができます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A(放射線)

まぁ、そんな訳で、何が起きるかわからないということで”完全武装”君になったのだと思います。

ここで一つ、断っておきますが、保安院は放出放射性物質の量を3回訂正しています。1~3号機の放出量を2回目(2011年6月6日)に77万テラBqとしていましたが、その後85万テラBqに訂正したそうですw。
相当いい加減なことがわかりますね。
ところで、故・瀬尾健氏(元・京都大学原子炉実験所)が「原発事故・・・その時、あなたは!」という本の中で1機の原子炉の過酷事故-密閉された原子炉格納容器が吹き飛んだ場合-生成された放射性物質の放出を20%と試算しています。
以前にお知らせした政府の極秘資料では2%ですから、10倍の試算値です。多分、今回の事故でも、保安院は2%くらいで試算してるのではないでしょうか?
どちらが信用できるか?というえば、無論、瀬尾氏ですから、少なくとも1機当たり保安院発表の10倍、4機合計で80~100倍くらいで見積もっておけば正しい答えになるのではないでしょうか?

因みに、保安院発表のプルトニウム239の放出量は<3.2×10の9乗Bq>です。
1g当たりのプルトニウム239は<2.29657GBq/g>(G=10の9乗)ですから、3.2/2.29657≒1.39gとなります。
ほんのチョッピリ(1.39g)、プルトニウム239が飛びましたと保安院は言っているのです。
嘘はいつかバレルのです。

これで、どれだけ危険な状況になっているか皆さんも理解できるでしょう。
完全武装(装備)は伊達(だて)ではないのです。
そういう状況の中に多くの人々が放置され、避難できない状況に落とし込められているのです。・・・続く!

また、お会いしましょう。


一刀斎は全ての原子力発電所の即時廃止を支持します!





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