虚空漂浪日記

魂の開放を求めて、右往左往。嫌われものの”宗教”の根本を捜し求める日記です。

へそ曲がり一刀斎の見立て

2011-03-31 01:49:29 | 社会
「人間は再生していない時は、再生している時とは全く異なった方法を以て支配されている。再生しない間は悪い霊がかれと共にいて、かれを支配しているため、天使たちは、その場にいるものの、かれが最低の悪に陥らないように単にかれを導いて、何かの善へ彼を向けさせてやること位しかできないのであり、・・・それは悪霊がかれを支配しており、天使達は単にその支配を外らせているに過ぎないためである。」(「天界の秘義」第一巻 p36 イマヌエル・スエデンボルグ)

この場合の<再生>とは肉体的に死んで幽霊界に入ることを言ってますから、<再生していない時>とは現界=今生きている状態をいいます。 

つまり、スエデンボルグは天使から、「この世は悪魔によって支配されている」と教えられたということです。
キリスト教の世界、いや、宗教的な世界観には案外こうした現世観が底流あるような気がします。

例えば、聖書ではイエスが悪魔に試みられる場面(マタイの第4章)があります。
その時、サタンはこう言います。

『次に悪魔は、イエスを非常に高い山に連れて行き、この世のすべての国々とその栄華とを見せてこう言った「もし、あなたが、ひれ伏してわたしを拝むなら、これらのものを皆あなたにあげましょう。』

このことからわかるように、この世を支配しているのは悪魔であり、支配しているからこそ、イエスに「あげましょう」と言えるのです。

一方、先に紹介していたR.モンローは「善悪、正邪は幻想としてしか存在しない。」と言っています。(「魂の体外旅行」p438)

これはどう考えてら良いのでしょうか?

私はどちらも正解なのだと思います。どこから見るか!によって視点は変わるのでしょう。

あちらの世界に重点を置くと、この世は幻想の世界であり、悪魔がいようが大した問題ではありません。
モンローはこの世を訓練の場、経験の場、教育の場ととらえているので、悪魔がいたってかまわないという立場なのでしょう。
恵まれた立ち位置にいる人の、経験からの発想かもしれません。

ですが、悲惨な状況を経験する人々にとっては、「善悪・正邪」は厳然として目の前にあり、悪魔がいると考えるのは当然です。

確かに、「善悪・正邪」は歴史や文化、立場などによって変化します。

略奪・殺人などは古代において経済行為であり、かえって戦利品を持ち帰る人々は英雄でもありました。

しかし、現代という時代では、様々な悪意や収奪が<善意の影で>巧妙に隠され、利用され、運用されています。

私は前回の記事で、”嫌な予感がする”と書きましたが、それは歴史は繰り返すということ。

20世紀を大きく観察すると、<政治の民主化傾向⇒大災害・経済の崩壊⇒反乱・動乱⇒独裁政権・疑似民主政権⇒第二次世界大戦=戦後・・・>。

日本でみると、大正デモクラシーがあり、女子を除く普通選挙が開始されましたが、昭和に入り東北の大飢饉、昭和恐慌などを経て、若手将校の反乱、軍部の政治支配が進み、中国大陸侵略から第二次世界大戦へ、そして広島・長崎への原爆投下、敗戦となります。

現在は、戦後復興を早期に終え、世界第3位の(最近まで2位)経済大国ですが、経済の停滞、貧富格差の拡大、失業・就職難、中央と地方の経済格差等々、問題は山積しています。

そうしたなか、自民党政治が終焉して、民主党が政権(=政治の民主化傾向)をとったのですが、あっという間に中身は管=官主導の自民党政治へ逆戻りしました。

国民は大いに失望しています。

そんな中、今回の東北大地震と大津波、更に人災による原発事故です。国内経済は徐々に回復するでしょうが、最終的な復興まで最低10年はかかるでしょう。

そこへ、大規模なアメリカ軍の登場です。

”The military assistance operation is known as Operation Tomodachi, or "friendship," the statement said.
The name was chosen by the Japanese.”

「友達」作戦とはよく言ったものです。

情報によると、震災と津波のあった翌日(3月12日)には、作戦行動を開始しています。非常に素早い行動です。
最終的に1万5千人くらいの軍が展開しているようですが、相当大きい軍事展開といって良いでしょう。

アメリカはこれで大きな”得”をします。
①米軍は役に立つ!=日米同盟堅持=思いやり予算の堅持!
②日本政府への貸ができる。=アメリカが困ったら(=侵略戦争で)たっぷり戦費をだしてね♪
③日本人への直接的アピール=アメリカ有難う!コールの獲得。(獲得しました
④災害復興のためにアメリカ国債を売るなんて言語道断!(無論、カルフォニア州債もですけどw)
等々。

ほかにもあるかも知れません。

もし、アメリカが何の意図もなく、単に「善意」のみで軍の展開を行っていると、貴方が思っているとしたら、本当に”お人よし”です。
アメリカは明確な意図をもって行動しています。
信頼できない日本政府を相手にするより、直接、国民へアピールできるほうが良いのです。
ネットで調べる限り、今のところ誰も語っていませんが、そのうち明らかになるでしょう。

確かに、米軍の救援は日本人として大変有難いことです。多くの人々が感謝するのは当然のことと言えましょう。

アメリカは明らかに救助活動とともに、軍事活動もしています。日米合同の活動としては最適の状況にあるのだろうと思うのです。
演習ではないのです。実地活動なのですから、非常に有効な体験のはずです。

アメリカが素早く援助行動を起こせるのは、情報を素早くキャッチできるからに他なりません。
軍事衛星が張り巡らされているのですから、日本の地震・津波当日に、その被害の大きさを把握していたのだろうと推測できます。
また、福島原発の事故では、アメリカの無人偵察機は上空から写真撮影したと言われており、日本政府にその写真が渡されたとされています。
結局、その写真は一切公表されなかったようです。
最近になって、民間の会社が航空写真を撮り、メディアで発表されてましたが、細かいところまではわからない程度のものでした。

米軍が福島原発から約100km近く後退したのは、過剰反応ではなく、論拠があってのことでしょうし、東京から各国の大使館が続々と移転しているのは当然、その危険性を知らされているからに他なりません。

知らないのは国民だけなのでしょう。

『「自民党の西村康稔衆院議員は「終息しかけていると思ったが、悪い方向にいっているのか」と懸念を示し、新党改革の荒井広幸幹事長は「事態が悪くなっているように思う」と述べた。また、社民党の服部良一衆院議員は「プルトニウムの調査がなぜ遅れたのか。調査していたのに公開しなかったのか」と政府を批判し、共産党の笠井亮政策委員長代理は「観測地点を増やしてほしい」と求めた。
 これに対し、経済産業省原子力安全・保安院の寺坂信昭院長は「プルトニウムは全国いろいろなところで低いレベルで記録されている。(検出した量は)特に人体に影響があるとは思わない」と説明した。(2011/03/29-18:58)』

3月29日の記事によると、国会議員はほとんど無知まるだしで、知らないし調べてもいないようです。ホント情けないの一言です。
相変わらず、官僚は「特に人体に影響があるとは思わない」と嘘八百です。
「プルトニウムは全国いろいろなところで低いレベルで記録されている。」ということは、検出する機器はあるし、調べているけれどもその数値は秘匿されていることを白状したということです。

プルトニウムが低いレベルで記録されている現状は、「環境における人工放射能50年:90Sr、137Cs及びプルトニウム降下物」で検索して、ご覧になってください。

天災・人災の状況はまだ進行途上です。これからどうなるかわからないのです。

そして国民の意識は、大きく変容していきます。時代は変わろうと、動いています。これは間違いありません!

悲劇へ向かわないことを祈るのみです。

尚、「Operation Tomodachi」に関して、オバマ大統領が演説したというのは嘘で、映画:インデペンスデーの大統領演説を援用したパロディーだそうです。内容を読むとわかりますし、正しいと思います。頭の回転の早い人がたくさんいますね。
私は、「Operation Tomodachi」から、映画:二十世紀少年を思い浮かべました。
日本人が発案したとすると、非常に皮肉なキャッチフレーズだと思います。

長くなりました。”感動”に水をかけるような内容もあって申し訳ありませんが、物事はそれほど甘くないということです。

では、またお会いしましょう


嘘・嘘・嘘!‐今回の地震で思うこと(4)

2011-03-29 04:46:31 | 社会
もう、嫌になってしまいますね

<「放射線の健康被害ほぼない」-国立がん研究センター見解>

『福島第1原子力発電所の事故で、放射性物質による発がんリスクの上昇など、健康被害への不安が広がっていることについて、国立がん研究センター(東京都中央区、嘉山孝正理事長)は3月28日、「原発作業員を除けば、ほとんど問題がないと言える」との見解をまとめた。

嘉山理事長らが記者会見して発表した。会見では、チェルノブイリ原発事故に関する国連科学委員会の報告や、広島、長崎の原爆被爆者の長期追跡調査データを解説。成人が1000ミリシーベルトの放射線を一度に浴びると、固形がんの発症リスクが約1.6倍に高まるが、「これは喫煙によるリスク上昇とほぼ同程度。さらに、現時点で住民が受けたと考えられる被ばくによる影響は、はるかに低い値と予測される」とし、「原子炉において作業を行っている方々を除けば、ほとんど問題がないと言える」との見解を示した。
また、水道水や農作物についても、「摂取制限の指標は、十分過ぎるほど安全と言えるレベル」と指摘。汚染されたと考えられる食物も、放射性物質の半減期(ヨウ素131は約8日、セシウム134は約2年)を考えた保存や水洗いで十分に利用可能だとした。

原発作業員については、造血機能が低下する被ばくリスクに備え、自己末梢血幹細胞を採取、保存しておくことを提案した。同センターでは、週2、3人程度の受け入れが可能だとしている。

嘉山理事長は、「東京の人たちが、風聞に惑わされているのは明らか。(原発や放射線に対して)間違ったイメージを持っている」と指摘。冷静な判断と行動を促すためにも、放射線量については、定点での測定と公表を行うべきだと述べた。』(医療介護CBニュース) 2011年03月28日 19時15分

この人たちは人間なんでしょうか? 多分、人間の姿をした人間以外のものと思います。
こういう危機のときこそ、悪魔が活躍するのかもしれません!
多くの人間に苦痛と苦しみを与えるのが、彼らの楽しみだからです。


よくこんな嘘を平然と言えるものだと呆れます!

一つ、報告書をおみせしましょう。

http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Lazjuk-J.html(「チェルノブイリ原発事故によるベラルーシでの遺伝的影響」で検索してください><;)

主に、セシウムの遺伝的影響について調査した結果です。

多分、このような報告書を提示されるのは”悪魔ども”にとってはおもしろくないでしょうが、事実を伝えようとする人間はいるのです!

「東京の人たちが、風聞に惑わされている」のではなくて、悪魔どもが真実を隠そうとしているのです。

さて、プルトニュウムが検出されたとかw。

この話題は、笑止です。既に中性子が検出されたことはチョコっと報道されましたが、その後、音沙汰なしw。

つまり、燃料棒が溶解しており、それが放出しているのですから、色々な放射性物質が飛び交っているのです。色々な!です。

プルトニュウムは重くて飛ばない=飛散しないという、それこそ風聞が飛び交っているようです。
どうもニュースソースはTvかなにかの解説でしょう!

一刀斎がみたブログでも、

「ウラン235が漏れると中性子線もでる.ウランやプルトニウムは重い原子だから遠くには飛ばないと聞く」(あるブログからコピー)

などどと安心していました。

ほんと、騙されやすいですね。

チェリノブイりから8000Km離れた、この日本で事故後プルトニウムを検出しています。

http://www.mri-jma.go.jp/Dep/ge/2007Artifi_Radio_report/Chapter4.htm(つながらない><;「大気降下物及び海水中のプルトニウム」で検出してください><;)

重くて飛ばないは、それこそデマです!

もう一つデマがあるようです。

それは、「東電がプルトニュムを検出する機器を持っていない」というものです。

ですから、プルトニュウムを検査できないそうですが、天下の東電ともあろうものが、そんなことはありません!
もし、そう言ったのなら100%嘘です!

隠したいだけです。そして、隠していますw。

法律的にも許されません!

『(計測装置)
第二十条  原子力発電所には、次の各号に掲げる事項を計測する装置を施設しなければならない。この場合において、直接計測することが困難な場合は、当該事項を間接的に測定する装置をもつて替えることができる。
一  炉心における中性子束密度←どうやって測定するんだ!:一刀斎
二  炉周期
三  制御棒の位置及び液体制御材を使用する場合にあつては、その濃度
四  一次冷却材に関する次の事項
イ 放射性物質及び不純物の濃度
ロ 原子炉圧力容器の入口及び出口における圧力、温度及び流量』(「発電用原子力設備に関する技術基準を定める省令」より)

つまり、あって当たり前。ないなら、法律違反となります。

ないわけないし、測定してないなんてありえません!

つまり、測定した結果、炉心の溶融が確認されたので取りあえず誤魔化そうという魂胆です。

それが東電と現政府の態度であり、国民の命はどうでもいいということです。
管直人光線は、右へ、左へとビュンビュン飛んでます。貴方を救うのは貴方自身です!

ついでに、測定器の特許をおみせしましょうw

これはつながると思いますよw・・・・特許情報がつながらない?何故?

http://www.j-tokkyo.com/1997/G01T/JP09005446.shtml

「原子炉の中性子計測装置」で探してください><;
特許は三菱重工業が申請しています。特許番号は<特願平7-148987>です。

日本という国は呆れた国です! 悪魔が支配しているのでしょうか?

東北に大災害があると、国は破滅へと進むのでしょうか?

<東北の大災害・原発の大災害・虚報・1万数千の米軍”友達”作戦・何かを待つような待機行動・20世紀少年と”ともだち”・・・日本、世界の破壊・・・・これは皮肉なのか?>

嫌な予感がします。

もう、この関連のことは書きたくありません><;

また、本論でお会いしましょう







教訓と隠ぺい‐今回の地震で思うこと(3)

2011-03-26 14:00:51 | 社会
「この大災害の被害者数の評価を最大限に減らすために、後日専門家たちの国際的企(たくら)みが行われるであろう。この企みのためには、あらゆる国のイデオロギー、経済の論争を越えて、暗黙の共犯が行われよう。原則としてどの国からも独立しているはずの保健に関する国際諸機関は、実際には大国の支配のままになっており、見かけの客観性と中立性を装いながら、大国介入の先兵となろう。この事故はたいしたものではなかったと彼らは結論するであろうが、そうなれば、一体今までの大騒ぎは何だったということになる・・・ソ連の責任者は、キチュトム災害の時と同じように、完全沈黙を行ない、すべての情報の凍結を謀ることもできた筈であるとして、西側の専門家がソ連の専門家を責めることも後に起こるかも知れない」(フランスの物理学者ベラ・ベルベオークの言葉)

注1 チェリノブイリ原発事故後に発表した言葉(「チェルノブイリ原発事故によるその後の事故影響」今中哲二より引用)
注2 キチュトム災害:一九五七年に南ウラルで発生した核廃棄物爆発事故(知りませんでした><;)
注3 キチュトム災害の記事は僅か2件しかありません!また、HPはリンクできません?!「一九五七年に南ウラルで発生した核廃棄物爆発事故」をコピーして検索してください。

ベラ・ベルベオークの予言は当たっていましたが、現在ではハズレなようです。

「この大災害の被害者数の評価を最大限に減らすために、後日専門家たちの・・・」ではなくて、大災害の当日に専門家たちは企みをしているからです。

「直ちに、健康に影響はありません!」「食べても安全な範囲です!」「そのような証拠は1件もありません!」云々・・・。
あきれるほど、専門家による否定のオンパレードです。今、まさに大災害が起きているその時に、専門家たちは企んでいます。「何もおきていないんだと」

何故このようなことが起きているのでしょうか? 答えは簡単!金になるからですね
科学者という称号に騙(だま)されて、それを弁護する素人(しろうと)の多いことw
私たちはず~と騙されてきたのですが、ことこのごに及んでも騙され続ける人の多いことw
背中が燃えているのに、燃えていないと信じ込む人の多いことw

いつ気づくのでしょうか?

これまでの騙しのテクニックは、ある現象と比較することによってなされています。

曰(いわ)く:①自然に浴びる放射線 ②レントゲン ③CTスキャン ④タバコの害 ⑤基準値 ⑥年と時間の区別なしなど「に比べると少ないのでご安心下さい!」

これは明らかなまやかしです。手品ですね。関心をほかに向けて、「ほら、ないでしょう!」と言ってるのです。

例えば、前々回にも説明しましたが、タバコの害を1.5にしましょう。放射線の被曝量による害を1.0にします。
手品は比較で行われるので、タバコの害1.5>放射線被ばく量1.0=タバコより安全!と言うわけです。

現実は違います。
タバコの害1.5+放射線被ばく量1.0=2.5になるのですから、害は加算されていきます。
タバコを吸う人の健康被害は増加するのです。

こんな簡単な手品=嘘に何故多くの人が騙されるのか不思議でなりません!

予想通り大量の放射能が、広域に、雨により降下したことはわかりました。

そうすると、今度はチェリノブイリで医療活動をしたという権威の医者が登場して、ヨウ素以外は大丈夫との賜(のたまわ)るのですw

『気をつけなければならないのは、放射性物質の「ヨウ素131」です。チェルノブイリ原発事故から25年。12万人のデータがあります。実は、発がんなどの疾患で確認されているのは、甲状腺がんが唯一なのです。そして、甲状腺がんを引き起こした原因が、ヨウ素131です。』

『ただ、チェルノブイリのデータでは、発がんなどの発症率と放射性物質の被ばく量には、明確な関係性が見られません。どれだけ摂取したら発症すると、はっきり言えるものではないのです。
 ちなみに、半減期が30年の「セシウム137」は、体内に入ると筋肉へ行きます。ただし、チェルノブイリの症例を見ても肉腫など筋肉のがんは1例もありません。この点からも、注意しておくべきはヨウ素といえます。』

原発事故では様々な放射性物質が排出されます。あまりにも多いので、列記する気にはなりませんが。

「チェルノブイリの症例を見ても肉腫など筋肉のがんは1例もありません。」これは明らかな嘘です!

例えば、今中哲二氏の「チェルノブイリ原発事故によるその後の事故影響」(1997年)という報告がありますが、様々な疾病が生じていることを伝えています。

http://www.rri.kyoto-.ac.jp/NSRG/Chernobyl/GN/GN9705.html所属団体のHPに飛んでしまいます><;見方がわかりません?>

要はヨウ素剤という唯一の薬があるので、<それ以外の放射線被害はないこととしよう>という意図がありありと感じ取れます。
そのヨウ素剤でも、被曝直後に摂取しなければ、時間とともに効果はどんどん低下していきます。
ですから、放射線物質の拡散状況は即座に公表されなければならないし、ヨウ素剤の配布は危険と予想される地域に、<事前に!>準備されていなければならないのです。

もうお分かりでしょう! 権威者やしたり顔の学者が正しいことを言うとは限りません! 特に、既存マスコミに登場する輩(やから)は赤ずきんちゃんに登場するオオカミと同じです。食べられる前に対策を立てましょう!

もう一度、おさらいをしておきましょう。

1Sv/年=100人に4~10人が<致命的な>ガンを発症する確率をいう。(=誰かが発症する!ということ。)
1Sv/年=1000mSv/年
1mSv/年=100,000人に4~10人が<致命的な>ガンを発症する確率をいう。(日本の年間基準値:4~10人死ぬことを認めるということ!)

これは国際的に確認され、合意されたごまかしようのない事実です。つまり、もともと危険なものなのです。ですから、もともと「直ちに」危険なのですが、4~10人は運が悪かった=被害はなかったとされるわけです。

このことを押さえたうえで、論議をしましょう!

そうすると、「安全です」=「嘘です」という言葉に置き換えられます。

原発の安全性に疑問をもつ学者、技術者のなかでも、「人間は技術的に原子力を安全に運用することができるが、人間のミスや怠慢がそれを安全でないものにしている。」と述べている人がいました。

これは、間違った認識です。人間はもともと失敗をする、ミスを犯すものなんです!
人間とはそいう存在だということを充分に認識すれば、「安全に運用できる」ことがありえないことに気づくでしょう。

人間は絶対に「原子力を安全に運用する」ことはできません!

必ず、事故はおきるのです。そして”誰か”が犠牲になります。

たかがローテクの包丁だって、プロの料理人が手を切ることがあります。ましてや、超ハイテクである原子力が安全だなどというのはそれこそ幻想にすぎません。

日本にある原子力発電所は、全て廃炉とすべきです。無論、即座にできないでしょうが、段階的に停止し、ほかの電源開発を行う必要があります。
10年かかるかも知れないし、20年かかるかも知れません。
全ては私、一刀斎、そして皆さんの意志にかかっています。

何故なら、日本に原発があるのは私も含め、皆さんが暗に認めてきたからに他なりません。このことは明記すべきと思います。
僅かな人たちが原発に反対してきました。私たちはそれを横目にみながら、無視してきただけです。

長くなりましたが、一刀斎の想いを書きました。

では、またお会いしましょう。








 

鉄砲もかずうちゃ当たる!‐今回の地震で思うこと(2)

2011-03-24 12:13:15 | 社会
福島原発事故で報道されることを色々と調べていくうちに、どうしても理解できないことに行き当たってしまいました。

それは、「放射線量を何故積算するのか?」ということです。私と同じ疑問をもった人がいて、”教えてgo”で質問していましたが、残念ながら正しく回答している方はいませんでした。回答者自身が質問に対する答えを理解していないということであり、教科書通りの答えしかできないということでしょう。科学的な言語を並べますが、その本質について理解していないので、回答できないのだろうと思いました。
例えていえば、怪我をしたことのない人が、教科書を読んで知識として回答するため、怪我の本当の実態を知らないというようなものです。

さて、私が疑問と思ったは、放射線とは”放射される線”ですよね? 1本の放射線が肉体を通過しようが、皮膚の表面で止まろうが、その時点でそれは消失してしまうのではないか? では、積算にどのような意味があるのか?と考えるわけです。

この2~3日、そんなことでボケた脳みそを悩ませていたのですが、結局、こういうことではないかという結論にいたりました。

その前に、被曝についての一般見解をご覧になって下さい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E6%9B%9D(被曝‐Wikipedia)>

「アルファ線やガンマ線のような電離放射線を水に照射すると、電離作用によりラジカル、過酸化水素やイオン対等が発生する。ラジカルはきわめて急速な化学反応を起こす性質を持つ。人体の細胞中の水にラジカルが生じると、細胞中のDNA分子と化学反応を起こし、遺伝情報を損傷する。 DNAは2重のポリ核酸の鎖からなっているが、その片方だけが書き換えられたのであれば、酵素のはたらきにより、もう一方のタンパク質の鎖を雛型として数時間のうちに修復される。しかし、2本の鎖の同じ箇所が書き換えられた場合は修復はきわめて難しくなる[3]。損傷が修復できる限度を越えると、細胞分裂不全となり自死してしまう。こうして細胞が必要なときに補充されず、臓器の機能を維持する数の細胞が確保されないと、放射線障害としての症状が現れるのである」(上記、被曝の説明より)

何やら難しいですが、要するにDNA=二重らせんの遺伝子が二本とも傷つけられると、細胞の複製が困難となり何らかの疾病をおこすということらしいです。その典型がガン細胞への変容でしょう。

国際的な合意では1Sv(シーベルト)=100人に5人が致死的なガンが発生する確率があるとされているようです。HPでは4人としているところもありますし、人によっては10人と言っています。取りあえず、5人としておきましょう。
この場合の単位は年換算だと思います。
ですから、1mSv(ミリシーベルト)/年で10万人に5人の「致死的ガン」の<発生率>ということになります。

日本では、1年間に1mSvを<人工放射線の限度>としています。「まぁ、安全ではないが、それぐらいは我慢しようや!」ということでしょう。

ところで、1mSv=1000μSv(マイクロシーベルト)ですから、1000/365≒2.74μSv/日となります。

1時間あたりは、2.74μSv/24≒0.114μSv/hです。

つまり、時間あたり0.114μSv/hを超える値が検出されると、「ちょいと危なそうだぞ!」と考えておいたほうがいいことになります。
無論、1年間連続してその値を被曝するわけではないと思いますので、警戒レベルとみておくことにしましょう。

さてさて、積算の話ですが、右でも左でも飛んでいく管直人光線が、当たるわけですから危なくてしょうがないのです。どこに当たるかわからない!
で、「管直人光線で、1年間に10万人のうち5人が当たって死ぬ確率=1管直人」(因みに、シーベルトは人の名前です!)というのは冗談ですが、まぁ、そんなようなもので、鉄砲も数撃てば当たるということで、積算して撃った銃弾の数を数えるのに、当たった数=5/100000=1mSv/年としたのではないか?とうがった結論に至ったわけです。
何せ、1発1発では当たっているのかどうかわからないわけですから、ある程度まとめてみないと評価できないということなのでしょう。
当たらずとも、遠からずくらいかな?と思っています。

そこいくと、1Bq(ベクレル)はわかりやすいですね。1Bq=1個の放射線/秒:1秒間に1個の放射線をだす値だそうです。

最後に、参考となりそうなHPなどを掲載して終わりにします。
興味のある方はご覧になってください。

①福島第一原子力発電所事故に伴う被曝線量について
http://www.dap.ous.ac.jp/information/index.html

②放射能の危険性
http://www.s-yamaga.jp/kankyo/kankyo-genpatsu-5.htm

③放射線の測定量(マイクロシーベルト/時間)と健康に与える影響および対応の仕方
http://www.chernobyl-chubu-jp.org/_userdata/ikeda.pdf

④全国の雨の放射能濃度一覧
http://atmc.jp/ame/

また、お会いしましょう!

今回の大地震で思うこと

2011-03-23 13:04:36 | 社会
「東北地方太平洋沖地震」におきまして亡くなられた方のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆様、ご家族の皆様に対し心よりお見舞い申し上げます。一刻も早い復旧、復興をお祈り申し上げます。

(1)マスコミとは広報機関?

昨年、ブログで言いました通り、昨年6月末をもって新聞を取るのは止めました。TVも昔からあまり見ない方でしたから、情報はほとんどネット中心で過ごしてきました。
特に不便は感じなかったのですが、3月11日午後、買い物から帰ってきて、PCを立ち上げたところ東北で地震があったことを知りました。歩いていたせいか、鈍感なせいかは知りませんが、私の住んでいたところも震度3があったようです。全く気がつきませんでした。

情報の速さではやはりTVかと思い、早速TVをつけ眺めていましたが・・・。大きな地震があり、余震が続いていること、津波がくることなどは確認できましたが、肝心の被害状況についてはさっぱり?

提携している地方TV局の屋上にあるカメラから映される火災の模様が放映されていましたが、○○方面で火災のようですとかなんとか?
あれ? 報道機関って、現地へ取材へいかないのかな? 場所の確認はしないの? などなど、疑問符だらけの第1日目でした。

翌日、ヘリから現地の惨状が映し出されました。壊滅的な街があり、人がいません! わずかに救助を求める人が映し出されましたが、他の人はどこにいったのでしょう? で、その街の人口を調べてみましたら、約2万人強。ということは、他にも壊滅的な街があるわけですから、今回の地震による人的被害=死亡者は数万人になりそうだなと思い、誰もみないところで”つぶやいた”のが2日目です。
TVのキャスターはそのようなことは、どうも関係ないようでした。
少しづつ、死亡者と行方不明者の数が報道されはじめましたが、いわゆる警察発表によるものです。

震災後、3日目。もう少し、状況が明らかになりつつあり、最低でも2万人以上の人が亡くなっていることを確信し、また、ちょいと”つぶやき”ました。
最近(3月22日頃でしょうか?)、ようやく死亡者と行方不明者の合計が2万人以上であると発表されるようになりました。

ボケ始めた脳みそでも、わずか2日目で予想できたことが、マスコミは12日も経ってから(警察発表ですが)伝えています。

結局、①中央のマスコミは独自の取材能力がなく、調査能力もないこと。②行政機関の広報に”おんぶ!”に”だっこ”であること=単に行政機関の広報的役割しかしていないこと。③地方のことは提携地方局まかせか、下請けの報道員まかせであること。などが明らかになった3日間であったということでした。

アホらしくなって、4日目からはニュースを少々みるだけにしました。実は、仙台の状況が知りたかったのですが、イライラしてかえって体に悪いと思いました。

(2)直ちに健康に影響を及ぼすものではありません!

福島の原発が地震の被害にあって、放射能を垂れ流しています。日本における原発の安全神話=そう原子力発電を推進してきた企業、団体、政府は喧伝し、反原発の運動を敵視してきたのですが、残念ながら今回の地震で無残にも崩壊してしまいました。

想定外の地震!ということですが、ここでも情報操作がされているようです。
私たちは、今回の地震が最終的にM9.0と教え込まれていますが、何故か、気象庁は<M>の表示単位を変更してM9.0と発表しました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%8B%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%89(参照して下さい)>

何故、自ら使用していた単位を放棄して、他の単位を今回使ったのか? その意図は不明です。
ただ、そうした目くらましの操作をした=情報操作をしたという事実は残ります。

さて、福島原発からは、推測ですが毎日放射性物質が放出されていると思われます。
最近は、毎日、海水を放水してるわけですから、流れ出た海水は再び海に戻っていくことでしょう。付近の海で高濃度の放射線が観測されても特段不思議に思いません。

写真でみる限り、3号機はほとんど崩壊しています。電気がついたと喜んでいますが、設備が動く保証はほとんどないでしょう。機器を交換しながら修繕しなければならないとみられますから、大変な労力と時間を要すると想定されます。現場の人たちの放射線被害が心配です。

連日、TVなどではセシウムがどうの、ヨウ素がどうの、シーベルトがどうの、ベクレルがどうのと報道されていますが、最後に解説者が登場してきて「直ちに健康に影響を及ぼすほどではありません!」と警告してくれます。

報道の内容が嘘であることは、即座に理解できましたが、「直ちに・・・」は正しいと思います。
そうなんです。<直ちに>影響はないレベルなんです。

「でも、5年後、10年後は保証の限りではない」ということでしょう。まぁ、ちょいと言い忘れたのですねw。
低レベルの被曝は<確率>の問題だとされているようです。

明らかに、原発事故、核実験などに近い地域では被曝によるガンやその他の疾病が高くなることは追跡調査で明らかです。
多分、じゃ、データをみせろ!なんていう人がいるかも知れませんが、自分で探してください。折角、ネットがあるのですからw
どの国の政府もそうしたデータを歪曲化したり、隠したりしてます。日本の政府を非難できる国はないでしょう。アメリカ政府然り、ロシア政府然り、中国政府然りです。

今回の原発事故について、私も素人なので、いろいろと調べてみました。HPを見たりブログを見たり。で、結構、報道機関の”嘘”に同調するブログが多いことに気づきました。

私も、自分なりに考えてみましたが、決定的な過ちは、物事を平面的にみているということでしょう。

例えば、自然環境(宇宙や地面など)から受ける年間放射線量と比較して、それより低い値だから大丈夫!という論調です。

これっておかしいことに気づきませんか? 

<人間の受ける自然年間放射線量+人工被曝年間放射線量>=危険かどうかですね。

もしレントゲンを年3回受けたとしたら、<人間の受ける自然年間放射線量+3レントゲン放射線量+人工被曝年間放射線量>=危険かどうか?

まぁ、それでも「直ちに健康に影響を及ぼすものではありません!」ということになるでしょう。

ですが、貴方か、貴方の家族か、貴方の友人か、知らない人かはわかりませんが、確実に被曝障害によるガンなどを引き起こす<確率>が確実に上昇しているということです。 誰がババを引くかはわからないし、ガンを発症してもそれが被曝のせいかどうかもわかりません。 ただ、被災地の近くはガンなどの症例が多いという事実だけです。

どう考えるかは、貴方しだいですけどw

また、お会いしましょう