虚空漂浪日記

魂の開放を求めて、右往左往。嫌われものの”宗教”の根本を捜し求める日記です。

どちらを見ているか?-宗教と社会-その2

2011-12-26 04:44:01 | 社会
今年もあと残すとこ1週間ていどですね。早いですが、メリークリスマス&来年もよろしく
今年は震災・原発事故・台風やら災害続きで、大変な年でした。
2012年は色々と怪しげな説がありますが、しっかりと現実を見つめて生きていきたいと思います。

さて、22日から23日にかけて少々多めの雪が降りました。雪かきで腰が痛いですw。

福島第一原発の事故で、政府は16日、「冷温停止状態」の達成を宣言したそうですが、”良かった”ですねー
”一刀斎寝ぼけたこというな!”という声が聞こえそうですが、これは多分事実です。
私は以前から福島原発一号機の再臨界について主張していましたが、これが終息したのが12月15日頃だとみています。
概ね福島原発1~4号機の状況については、次のように考えていました。

○1号機:一部の核燃料が原子炉内に残り、これが再臨界状況であった。
○2~3号機:溶けた核燃料はどこにあるかわからない状況で、多分、地中にあるのでしょう。
○4号機:データ関連の機器は全て破壊され、内部がどうなっているかもわからず、建物の補修はしたが、建物は倒壊の危機にある。

つまり、1号機だけが再臨界状況にあり-他は不明ということ-、原子炉内の底は穴があいているので、一部残った核燃料を冷やすことができなかったのでしょう。
ようやくそれが冷えて再臨界状況が治まったのが12月15日頃だろうと予測されます。

http://atmc.jp/plant/rad/?n=1

以前にもこのデータは紹介しましたが、このデータから判断しますと12月15日頃に放射能レベルが25sV以下になっているのが見て取れます。
それが安定的に推移したるのが分かりますね。
何故か、1号機の建物に屋根をつけ、放射性物質の拡散を減らす努力を急いでしています。
これらのことを総合的に考えると、「冷温停止状態」の達成とは1号機の再臨界状況が概ね治まったという意味であることがわかります。
それ以外は何一つ解決していないわけですから、危機的状況であることは現在も同じです。
取りあえず、地上に近いところにあった核燃料の暴走は何とか止まったといったところでしょうが、地中にある核燃料が今後、どのように暴走するかは不明であり、危機的状況は何十年も続くでしょう。

このような予測をしているのは多分、私だけかも知れませんが、データは嘘をつきませんので正しいと確信しています。

・・・と、このあと1000字くらい書いたのですが、キーボードのゴミを拭いてたら、突然終了となりました。(12/23)

まぁ、もう少し調べてから書きなさいという警告でしょうかw

今日は、もう26日になってしましました。

引き続き書いた内容は、経済的なことですが、大雑把に書いた方がよいようです。

現在、ヨーロッパの経済・金融危機について騒がれていますが、何やら公務員の多いギリシャ発の金融危機なんだそうです。
私も少しばかりは経済をかじりましたが、専門家とはいえません。ですが、どうもいわゆる資本主義経済の域を超えている状況が、現在の金融危機を引き起こしているように思います。
よく、多くの国民の要望として「景気をよくして欲しい」という意見がありますが、そう簡単な状況ではありません。
経済構造として資本主義経済(=産業を中心とした経済構造)とその上に金融のみを市場化した経済活動(いわばギャンブル経済ですが)が乗っかり、旧来の資本主義経済からあがる利潤を収奪する構造となっているようです。
それは民間・国家を乗り越え、全ての利潤(税金を含みます)を我が物とする私的な集団があちこちで荒らしまくっているのです。
最近も円高対策だと言ってドル買いをした日本のアホ大臣がいましたが、すっかり遊ばれて10兆円以上の損失を出したとか・・・震災の復興財源を国民から搾り取り(=税金を上げました><;)ながら、一方ではどこにあるのか、何十兆円というお金が輸出産業のために使われていたりします。
しかし、日本の政府機関はほとんどおもちゃにされていますから、例えば、下手に年金資金の運用などしないほうが国民のためですね。

ま、そんな訳で、「景気をよくして欲しい」という国民の要望なんて望むべくもない経済構造になっている今日この頃なのです。
稼いだら、横から”チュウー”と吸われるわけですから、下々(しもじも)にはお金は回ってきません!
下々にお金が回ってこなければ、景気が良くなるわけがありません!
ですから、国際的に経済の大改革をしなければならないのですが、どうもヨーロッパとアメリカに巣くう”金融暴れん坊将軍”が政治も影で牛耳っているらしく大改革は無理でしょう。
そんな訳で、アメリカのいうことを聞いていたら、更に"チュウー、チュウー”されるだけですからTPPは断固反対するわけです。
私は、早くアメリカとは”円満離婚”をして、アジア諸国と仲良くしたほうが良いと考えていますが、やれ中国は嫌だとか韓国は嫌だという人が多く困った国民です。

今年という年は、国民がいろいろと学んだ年だろうと思います。
今まで存在した政党は、ほとんどがペケであること、官僚は自分たちの利権のみを考え、国民の立場なんて考えていない集団であること、大企業はたらふく内部留保を貯めこみながら、働く者(=社員・非正規社員ですね)には還元しないこと、どんなに高い堤防をつくっても災害には勝てないこと、報道機関は嘘ばかり垂れ流すこと、警察・検事・裁判所は国民の味方ではないこと、ほとんどの医者は本当のことを隠していることなど、あげればきりがありません。
多くの人々がそのような事実に気づきだしましたが、まだ、大部分の人々はこれまでの洗脳から目覚めていません。そして、時代の激流に流され、飲み込まれていくのでしょう。
一刀斎は、”あの世を見る目とこの世を見る目”の両方が必要だと思っています。目は二つありますからね
そして、見る方向が大切なのだと思うのです。

聖書に次のような”ことば”があります。

「あなたがたの間で偉(えら)くなりたいと思う者は、仕(つか)える人となり、あなたがたの間でかしらになりたいと思う者は、僕(しもべ)とならねばならない。」(マタイ:20-26~27)

官僚や議員に聞かせたい”ことば”ですね。
これはイエスの言った言葉ですから、あの世の基準だと言ってよいでしょう。
ですから、キリスト教的な表現をすれば、天使は人々に仕える”精霊”なのだということが分かります。

どちらを向いて行動していているか? 
どちらを向いて語っているか?

よくよく判断しながら、来年を迎えたいと思います。

ではまた、お会いしましょう


一刀斎は、全ての原発の即時停止と全廃を支持します!
アメリカに支配されるTPPに反対し、TPPに賛成する売国奴議員を、次回選挙で落選させましょう!




どちらを見ているか?-宗教と社会

2011-12-06 18:45:40 | 社会
土日に降ったが根雪になり(?)、本格的な冬到来です。
外回りのキレ君もさすがに寒いのか、家でのんびりと温まっていきます。
冬来たらば、春遠からじとはいいますが、北海道の冬はあと4ヶ月もあります。
今年は放射性物質が大量に降りましたし、まだまだ降りますので、人々の免疫力が低下し、特に風邪などが流行すると思います。
皆様においては、充分、ご注意くださいませ。

さて、社会には色々な問題が山積しています。
なかなか、人間社会の諸問題を解決するのは難しいようです。
しかし、解決することはできるのだ思います。
色々な宗教は、人間社会の諸問題を解決する方法として、あの世の<モデル>を提示しています。
例えば、キリスト教ならば”愛”でしょうか?
仏教なら”慈愛”でしょうか?
この世で”悪”をなせなどという宗教は”悪魔教”ですから、通常の宗教の部類には入りませんね。

私が宗教の研究を始めてから到達した一つの到達点は、宗教とは”あの世”への逝き方を示したものだということです。
何か、崇高(すうこう)なことを教えるものではなく、どうすれば”あの世”でよりよく生きていけるかという教えであると思うのです。

これは考えてみると当然のことで、あの世からやってきた私たちの魂(=霊)が、この世で様々な経験をし、美しいものから汚れたものまで身につけるわけですが、あの世の基準で”美しく、正しい”とされるものだけをこの世で獲得し、汚れた、正しくないものを振るい落とすことがこの世での生き方として必要だとされているのです。
イエスもゴータマさんも、ただ、そう言っているだけです。
つまり、どういう視点で宗教の経典を読むかによって、”眼の開き方”が変わります。
仏教の最終目的は、”この世に二度と帰ってこない”ことにありますが、ロバート・モンローの著書でもそういう地点(レベル)があることを明らかにしています。モンローは宗教嫌いですから、仏教について何も知らないでしょうが・・・。
宗教嫌いといえば、元々、一刀斎も無神論者で唯物論者でしたw。かの有名なスエデンボルグも宗教-キリスト教ですが-嫌いだったようです。

ところが”あの世の基準”と”この世の基準”では雲泥の差があります。
”貴方の敵を愛せ”と言われてもねー
ゴータマさんも同じようなことを言ってます。

「敵意ある者どもの間にあって敵意なく、暴力を用いる者どもにあって心おだやかに、・・・かれをわたしは<バラモン>と呼ぶ。」(スッタニパータ「ヴァーセッタ」より)

まぁ、そうは言っても、出来た人(=バラモン)の行為であって、我々のような出来損ないではとうていできませんね。
それでも、多くの人は”人を傷つけてはいけない”ことぐらい分かっています。

ところが、最近の世の中を見回すと、"人を殺そうが、騙そうが平気””自分だけが儲かればいい”という人間がごまんといるようです。
それも、支配する側に多いということがハッキリと現われ始めました。
面白いことに、ゴータマさんは山賊も国王も同じだと言っています。どちらも武力=暴力をもって人々から掠(かす)め取るからです。
さすが、物事の本質から事象をみるという点で優れています。
但し、天罰が当たるといって、人々を騙(だま)して物を掠め取るエセ宗教者も同じ部類でしょうw。

さて、日本の現状を眺めてみますと、放射能をタップリを放出した東京電力は、何故か、罪にも問われず、国民を放射能漬けにした政府幹部や官僚どもは現在も健在であり、ノホホンと国家の運営をしています。
あろうことか、東京電力は放出した放射性物質を”無主物”(=誰のものでもない)だと言っています。裁判所は東京電力の主張を認め(?)、ゴルフ場が訴えた”放射性物質の除染”を却下しました。”ヒラメ”裁判官は上をみて判決をだしているので、自分の利害しか考えていません。要するに、裁判官としての資質がないということなので、ぜひ野に下ってほしいと思います。

しかし、東京電力の主張は因果応報で、あなたがウ○コを東電本社の壁にぬ擦り付けても罪に問われないということを主張しているのです。バク○ンを貼り付けてもOKです。それらは、すべて貴方の手を離れ、東京電力の壁や土地に張り付いた時点で”無主物”化するのですから、そこで何が起きても、誰のせいでもありません!
貴方は断じて、罪に問われないということでしょう。
と、言うことで、貴方が実行したならば、貴方は罪に問われ、監獄いき間違いありません。
権力と富のあるものは罪に問われず、貧しく、怒れる市民は罪に問われるのです。これが、”放置(法治)”国家の現状であることが分かりました。

では、どうしたらいいのでしょうか?

宗教の研究をした立場から述べますが、まず、神(創造主)は人間の魂(=霊)に”自由”を与えています。
何故、そう言えるかといえば、もし、魂に自由がなければ神の操り人形にすぎなくなり、魂の存在意義がなくなるわけです。
神は、原則的に人間界のことに手出しはしません!
助けもしません!
助けてしまうと、自由の原則が失われるからですね。
ですから、”自由な魂”は自らの力によって”自ら”を救わなければならないのです。
これが、この世における第一の原則だと思います。

”じゃ、宗教なんていらんじゃないか!”というとそうでもないのです。
あの世の原則をこの世に提示することによって、この世の有り方に方向性を与えるという意味で重要なのです。
そして、有史以来の人類の歴史をみると、徐々にですが”あの世の原則”に向かっていることがわかります。
ギリシャの哲学者は偉大かもしれませんが、基本は奴隷制の社会でした。多くの奴隷の上に、少数のギリシャ市民がいた社会なのです。
世界から奴隷制が無くなったのは、歴史的にはつい最近のことかも知れません。
アメリカの黒人奴隷解放は1862年ですから、今から約150年くらい前の話です。その後も長い間、差別という形で人権侵害が続いたことは皆さんご存知だと思います。

”目には目を、歯には歯を”ということで、日本にも仇討(あだうち)の制度がありました。今からだいたい140年前まではあったようです。
明治政府ができてから禁止されましたが、個人の”報復””復讐”は国が面倒をみるということでしょうかw。

何れにしろ、そんな大昔のことではないのです。何千年もかけて、ほんのチョッピリ進歩したのです。
これから問題となるのは国家と国民・市民の関係です。
戦後の日本には、国家制度は国民の負託によるものであるにも関わらず、国家制度を占有している”官僚”という人種がいます。国民の代表である政治家がそれをコントロールしなければならないのに、逆にコントロールされているという体たらくです。
国家を運営する政党を変えてみたら、更にコントロールされやすくなるという、踏んだり蹴ったりが現状です。
戦後の復興を進めるうちに既得権益集団が形成され、次第に国家を私物化するようになったのでしょう。
例えば、年金の私物化はその最たるものです。
私ごとですが、最近、年金支給の手続きをしたのですが、その準備に数回年金機構とかに通いました。色々と書類をだしたのですが、いざ、手続きにいくとその前に提出した書類についてわからないとのたまうのです。
コンピユータにも載ってないというので、老人性”プッン”で、つい怒ってしまいましたw。
これでは、失われた年金が大量にでるはずです。何も記録しないのです。仕事してるのでしょうか? 給料を支払う必要があるのでしょうか? と言いたくなります。社会保険庁が批判され、年金機構とやらに変わりましたが、驚くべき実態がそこにあります。

まぁ、そんなこんなで、”官僚”は国民から搾り取り、自分たちの権益として国民から搾り取った税金を横取りし、余った分を分配するという連中だということが分かります。
ですが、私は公務員の給料を下げることには賛成しません。むしろ、民間の給料を底上げするように政策をたてるべきと思うのです。
それとも、みんなでド貧乏になりますか? 足の引っ張り合いでw。
そうなるとますます経済は沈み、立ち上がることができなくなります。

話しがそれましたが、日本の政治・経済は大きく改変が求められている時期に入ったと思います。
戦後打ちたてられた既成の組織、団体等々はすべて使用期間が過ぎたと判断できます。
戦後民主主義といいますが、国民の立場にたった本当の意味での民主主義を達成できる新しい組織と団体が必要なのだと思います。
戦後民主主義は仮想だったのですし、これからが本番なのです。
人類の歴史は、そのことを示しています。

ごたごたと色々なことを書きました。
要は、神から与えられた”自由”な魂が、この世で”あの世”の道理に向かって”この世”を少しずつ改めていくことが、定められた人類の歴史法則だと思うのです。
ですから、多いに”人の生命を奪う行為には抗議を!””人権を踏みにじる者には抵抗を!”すべきですし、それが神が人間の魂に与えた自由と方向性のあり方だと確信しています。

このような主張に対しては、多分、自由には”義務”がつきものだ!というおバカさんがでてきますが、私がいう自由は神から与えられた自由ですから、神に対する”義務”とは”愛”や”慈愛”へ進む道を前進することだ! と言っておきましょう。 

国民の生命・財産を奪う悪魔の輩(やから)に対する”義務”など存在しません。
このことは明記していいでしょう。

なにか取り留めのない話しになりましたが、<あの世とこの世>の関係について、考えたことを少し書いてみました。

では、またお会いしましょう。

一刀斎は、すべての原発の即時停止と全廃を支持します!
TPPの参加に反対し、TPPに賛成する売国奴議員を次回選挙で落選させましょう!