sky-sky!diary

横浜在住Tuba吹きの小さな日常。Don't worry,be happy.

真っ白。

2005-01-27 21:55:12 | 思事日々
通勤途中にあるアメリカ軍深谷通信隊。
今朝車で通りかかったら、突然一面真っ白の広~い草原が目に飛び込んできました。
昨日の雨の水分が残ったまま、夜の冷え込みで霜が降りていたようです。
きれいな風景に思わずため息。
長い間忘れていた冬の風景を、思いがけず見る事が出来ました。
小さい頃は、こういう霜が降りて真っ白になった原っぱや畑があちこちにあったんですけどね。

横浜で、これだけの広さの草原はもうなかなか無いと思います。
上瀬谷通信隊もそうですが、皮肉な事にアメリカ軍の基地としてこそ存在する豊かな自然。
もしこの土地が日本に返還されて、民間の所有するところになったら、
あっというまにマンションや宅地やショッピングセンターやファミレスやスーパーマーケットや
パチンコ屋やコンビニやなんやかんやで開発され尽くされてしまうでしょう。
きれいな芝生、野球のグラウンド、家庭菜園、お山や富士山まで見渡せる開けた視界は、
人の経済活動にかき消されて行く。
もちろん、冬の朝の真っ白な風景も。

それが悪いとは、言えません。
自分だって、そういう環境に身を置いて、恩恵を享受している訳ですから。


もう10年前になりますが、一度ハワイに行った事がありました。
街はきれいに開発され、快適な都会生活を味わえるのに、
そのすぐ隣には、信じられないくらい豊かな自然が共存していました。
あの風景は忘れられません。
「あぁ、敵わない。残念ながら日本人には、ああいう環境を整える事が出来る感性は無い」
そう思い知らされた瞬間でした。

これまでの経緯はどうあれ、折角残った貴重な貴重な環境を、
願わくば何らかの形で残してほしい。
日本人でも、横浜なら、それが出来るはずだ。そう願った朝でした。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
昔、長男が4,5歳のころの初夏のある日、うちの... (Unknown)
2005-01-28 08:37:29
昔、長男が4,5歳のころの初夏のある日、うちの方から深谷通信隊を通過して中田に行くときに、深谷通信隊の前の道で「空に続く道」と言っていました。その日は快晴で入道雲もでていたりして、視線が空に向いたんでしょうね。あの一言には感動しました。
返信する
名前を入れ忘れてしまった。。。 (G)
2005-01-28 08:37:57
名前を入れ忘れてしまった。。。
返信する
あの通信隊の真ん中を貫く道は気持ちいいですよね... (おばたぁ~ら)
2005-01-28 18:30:19
あの通信隊の真ん中を貫く道は気持ちいいですよね。あの中だけは日本じゃなくて、アメリカな訳で。あ、そっか、毎朝アメリカを通って通勤している訳だな(笑)細かいことを言うと、あの道の部分だけ街路灯の色が違うの知ってます?普通白い明かりなのに、あそこだけは黄色なんです。あの黄色い明かりは、ハワイに行った時の強い印象でもあります。おそらく、「そこは日本ではない」ってことなんでしょうね。そういう意味でも、僕にとって特別な道です。上瀬谷通信隊の道も、アメリカな雰囲気が漂います。拡張工事がもしかしたらもう始まってるかもしれませんが、桜の木とかどうなっちゃうんだろうな。
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>「あぁ、敵わない。残念ながら日本人には、あ... (マエストロ)
2005-01-29 13:49:31
>「あぁ、敵わない。残念ながら日本人には、ああいう環境を
>整える事が出来る感性は無い」

戦争とともに忘れ去られたのかもね。そんな気がします。
日本にもいいところがありますよ。大阪はちょっとちがうけれ
ども。街のにおいが硫化水素のような(黒笑)。

アンサンブル練習のとき、女子高生の胸についている徽章。
どこかで見たような。聞いて見たら横浜平沼高校の生徒さん
でした。






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