ニコンFマウントのMF時代のマイクロニッコールAi Micro-Nikkor 55mm F3.5です。ニッコール千夜一夜物語によると、このレンズの光学系は1961年発売のマイクロニッコール55mm F3.5まで遡れるとのことです。このAi Micro-Nikkor 55mm F3.5が発売されたのが1977年で、このあとAi Micro-Nikkor 55mm F2.8が発売される1980年までの長きにわたり、光学系の基本設計を変えることなく販売が続いていたそうです。
レンズ構成 4群5枚
最短撮影距離 0.241m
(最大撮影倍率0.5倍)
フィルター径 52mm
重量 240g
このレンズの光学系は、4群5枚のクセノタール型であることが特徴です。前記ニッコール千夜一夜物語の中では「独創的」という表現で書かれています。こう書かれると、どんな性能か期待してしまいます。
まずは遠景。
そして近接撮影では、ものすごいシャープです。
まるで名刀の切れ味の如しです。
いずれも Lumix G2+Ai Micro-Nikkor 55mm F3.5
さすがロングセラーのマイクロニッコール、撮影していて楽しいレンズです。