迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

地味なマウント交換式レンズ ~SANKYO KOHKI W-KOMURA f=28mm 1:3.5

2014-02-25 22:40:31 | Miscellaneous Lens

1970年代のレンズメーカー三協光機のマウント交換式のレンズ。


 レンズ構成 6群6枚
 最短撮影距離 0.3m
 フィルター径 52mm

UNI AUTOマウントの名称で、当時の各カメラ用にマウントが用意されていました。
我が家にはM42とNikonマウントがあります。


すでに40年経ていますので、レンズ群の内部で曇っていたり、カビが出ていたりするものも多いようです。我が家には2本存在しますが、いずれもクモリとカビで酷い状態でした。この2本は鏡胴のつくりが若干異なっています。


このように簡単にレンズ群が外れますので清掃は楽でした。

長年の汚れがレンズに染み付いていて、過酸化水素水やアルコールなどを使っても一部のクモリは落とすことが出来ませんでした。

写りはいかがなものでしょうか。
開放F値では、中心は解像していますが、周辺はけっこう甘くなっています。


少し絞れば、ずいぶんよくなります。
開放F値で最短撮影距離では、こんなボケ味になります。


こちらの例でも非点収差で周囲が流れています。
  
   いずれもLumix G2+SANKYO KOHKI W-KOMURA UNI AUTO f=28mm 1:3.5

これも最近のレンズでは味わえない面白みですね。こんなレンズを見つけていきたいと思っています。


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