『アーモンド入りチョコレートのワルツ』に続いて、『つきのふね』が文庫化されました~!かなり好きな作品なので、嬉しいです。ハードカバーの表紙は少女のシンプルなイラストが描かれていたのですが、文庫の方は風景のイラスト。優しい色合いで、気に入りましたっ。
主人公は中学一年生のさくら。さくらはある事件で親友の梨利を裏切ってしまいます。一人孤独なさくらが向かうのは、智さんのアパート。智さんはさくらが万引きでつかまったときに助けてくれた人で、宇宙船の設計図を描く仕事をしています。そこへ、梨利のことが好きな勝田くんが加わる中、智さんはだんだんと精神を病んでいく・・・。
最初、勝田くんは人を尾行したりするのであまり好きではなかったのですが、智さんを助けようとするひたむきな姿に惹かれました。ラストはドラマのような展開で感動します☆
ところで、この本の帯に2冊買うと必ずもらえる文庫ポーチというのが載っていました。前のブックカバーとほとんど同じイラストなので、ちょっと微妙です。