大道具さーん ちょっとー!

舞台美術製作 金井大道具㈱ごきげん営業阿部 ここに日々の業務を垣間見る。お気楽に「大道具さーん、ちょっとー!」

4/8 小唄会など

2007年04月08日 | 三越劇場
スペースFS汐留では「蓼競之の会」

一床の御簾使用の道具を作りました。
十一時開演から約80番の小唄で午後七時十五分終演。
この会場の定式道具になりそうな予感。

三越劇場では「栄芝会」
二床の道具で約90番の小唄を披露した後で、コーラス。

50人近くの大合奏を4番!!(演奏者は総入れ替えで約200人!!)

この日は新橋と日本橋に小唄を唄う方と聞く方が大勢集まっていたのでした。


日中、気がかりが一つ。
今日は“劇団若獅子”の「国定忠治」をやっているのだ。
42年ぶりの通し上演だそうだ。(ちなみに私は42歳です・・・)
緒方拳、朝丘雪路参加だ。
もう始まっているけど途中からでも観たい。
新橋からタクシーを飛ばして国立劇場へ。
客席に入ると丁度一幕の終わりの名場面の直前だった。
「赤城の山も今宵が限り。」
「笠原ッ!」「新国劇ッ!」「たっぷり!」
客席も一緒にお芝居を作っている。
芝居を観ていて気持ちがいい。こんな感じは久しぶりである。
遺影を抱いている老婦人がいた。亡くなった亭主に好きだった新国劇の舞台を見せたかったんだろうね。
ああ、もう一回最初から観たい。
6月にも何箇所か廻る予定らしいが、どこかで観られないだろうか。
かつて、新橋演舞場から築地まで切符を買う人の行列ができたという“新国劇”の舞台。
お芝居好きの人は必見である。


コメント (3)
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