先週1週間は今週から始まったNCEAと呼ばれるNZの統一試験のための
テスト休みでした。
親がノースランドまでトラを見に行っている間も、善(15歳)は試験勉強
だったはず
(部屋に行くといつもフェイスブックしてるのは気のせいか?)
「ねぇねぇ、この1週間、新聞配達(週2回)以外で外出た?」
と聞くと、
「デッキに出たよ。」
それって外
そこで先週の金曜日にボランティアの後、3人でランチへ
お天気が良かったので外で食べられる、フィッシャー・ハウスへ。
この庭はかなり広くてこんな日は最高ですが、
周りはグルッとビジネス地区で、低層のビルが並んでいる不思議な場所。
というか、フィッシャー・ハウスだけがオフィスではない、というべきか。
善のビーフバーガー+チップス
皮付きチップスはおいしそうに見えますね!
ポテトはほとんど食べない人ですが、どうせ食べるなら皮付き派!
(2、3本もらいました)
私のチキン・テキーラ・バーガー
うーん、ちょっとテキーラがキツかったかな~
夫のは善と同じはずですが、
えっ ソーセージ?
・・・・と思ったら、隣のテーブルのが間違えてこっちのテーブルへ。
のんびり写真を撮っていたから手付かずでしたが、アブナイ、アブナイ
(2人分+飲み物はクーポンで半額だったので、かなりお得でしたん)
話題はもっぱらNCEAのこと
NCEAは日本の高校に相当するこちらの5年制高校の最終3学年が受け、
11年生-レベル1
12年生-レベル2
13年生-レベル3
が基本ですが、必ずしも学年とレベルは一致しません。
(パスできずに13年生でレベル1や2を終える場合もあります)
善は11年生なので、選択した6科目はすべてレベル1です。
授業はとっていないものの日本語のレベル1と2だけはNCEAを受けます。
あと「スペシャリスト・サイエンス」と呼ばれる主に理系に進む生徒向け科目もとっていて、これは物理・化学・生物・科学に分かれているので、
テストが計11科目もあるそう
え~ (←親、全然知らなんだ)
「温くんのときはNCEAがない家庭科とかとってたしなぁ~ブツブツ」
善は理系に進む気が全くなくスペシャリスト・サイエンスは今年まで。
「先生がとれって言うからとったけど、全然興味ない」
とバッサリ
「月曜日の最初のテストは英語。これ受けてNCEA終わる子もいるからね。
NCEAの最後の方に英語なんかやったら、戻ってこない子いっぱいるよ。」
なーるほどー
NZの義務教育は16歳の誕生日をもって終了するので11年生で16歳になった生徒は学校を辞めることができます。
「でもただの中退では・・・・」
とせめてレベル1(高一終了程度)を取っておこうとNCEAに臨む場合も。
こういう生徒はテストのない体育や木工などを集中的に選択するので、
唯一のNCEAが英語だけ、あっても数学の2科目というケースが多いそう。
「それでもう学校来なくなっちゃうから、ホントに英語でおしまいなんだ。」
としみじみ言う善。温のときもそうでしたが、目の前で友だちが、
学校を辞めて行く
というのを目にする最初のタイミングでこれが卒業まで断続的に続きます。
自然と、
「自分はどうしよう?」
と考え出す時期なんでしょうね。
善は仲良しの3人がここでサヨナラ
1人はファーマー(酪農家)になりたくて、叔父を頼って地方へ。
2人はスケボーやBMXが好きなものの特に目的もなく、学業のギブアップ。
「白人の子って親が優しい(甘い?)から、けっこう辞めちゃうんだよね。」
これは温も言っていましたっけ?
(アイ(ランダー)ちゃんはママがコワいのでもうちょっと残るらしい)
たまたま昨日のヘラルド紙にオークランドの高校の各レベルの終了比率と大学進学率を一覧にしたものが掲載されていましたが(リンクはコチラ)
大学進学率80%と言っても、断続的に中退者が出る国なので、最終学年までいた生徒の進学率で、入学した生徒のそれではありません。
11年生のとき200人いた生徒が、13年生で100人になり、そのうち80人が大学に行ったら進学率80%ですが、11年生で200人、13年生で160人が残り、そのうち120人が進学しても進学率は75%になってしまいます。
どちらの方が進学校かと言ったら、間違いなく後者でしょう。
なので中退者が多そうな高校(レベル1の終了比率が低い学校など)や、極端に生徒数が少ない高校の進学率が高めに出る傾向があるようです。
(あと、IBやケンブリッジを併用している学校はNCEAが低めに出ます)
義務教育も終了すればあとは自分次第
あれこれ見聞を広めて、悩んで考えて、自分の道を切り開いていってね!
フィッシャー・ハウスにいた、マグパイ(こちらのカラス)の親子
ヒナの産毛が柔らかそう。
大きな図体でギャーギャーギャーギャー他のトリと一緒です。可愛い
親鳥は芝の間から何かを見つけては口移しでヒナへ。
おかあさんはいつも大変だ~
おとうさんはどこでなにしてんだか~
あれこれ見聞を広めて、悩んで考えて、自分の道を切り開いていってね!
フィッシャー・ハウスにいた、マグパイ(こちらのカラス)の親子
ヒナの産毛が柔らかそう。
大きな図体でギャーギャーギャーギャー他のトリと一緒です。可愛い
親鳥は芝の間から何かを見つけては口移しでヒナへ。
おかあさんはいつも大変だ~
おとうさんはどこでなにしてんだか~