ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

国民と永住者の違いって?

2017-05-12 | 経済・政治・社会
オーストラリア政府が発表した永住者とNZ国籍者に対する
大学の学費値上げ案にはいろいろ考えさせられました。


現在は永住者もキウイもオーストラリア国民と同じ学費だそうですが
法案が通れば、来年から永住者とキウイに国内正規学費が適用され
政府からの補助がなくなり、外国人留学生と同じ学費になる


その差額たるや、年間6、7,000豪ドルだった学費が
一気に2~3万豪ドルになる
という値上げぶり
(※詳しくはコチラ


特に医学部の学生は学費も高く在学期間も長く、大変なことに
今、一部のキウイの間でこの問題が喧々諤々と論議されています。


オーストラリアには約6,000人のキウイ大学生がいるそうで
すでに在学している人は制度の変更から影響を受けないものの、
来年1月以降の進学を目指している人には衝撃のニュースでしょう。
特に向こうに在住していて、年下のきょうだいがいる場合は大問題


この記事にあるキウイの場合、現在年間9,000豪ドルの学費が
今後は3万6,000豪ドルに相当するそうで、弟が進学できないため
法案が可決した場合は一家でNZに引き揚げてくるらしいです


NZ永住者として身につまされたのは、オーストラリアの永住者も
留学生扱いになるという点で、年間200~300万円以上だなんて
とてもじゃなけれど、おいそれと出せません
我が家の場合、兄弟2人が同時に大学生の時期もあったし。


政府は制度の変更に合わせて永住者とキウイに学生ローンの
門戸を開くようですが、全額が借りられる訳ではないし
そもそもこんな学費だったら、卒業前から借金まみれ


同じ永住者として、高校生以下の子どもがいる家庭の衝撃が
察せられます。大学進学を目指していたら、本国への逆留学とか
NZに留学させるとか、今まで考えてもいなかった選択も
視野に入れないと、子どもが進学できなくなるかも
という事態も大いにありそう。


NZは今のところ、国民と永住者の違いは国軍には入れないとか
議員に立候補できないぐらいで、他は全て一緒という永住者には
恵まれた条件ながら、財政が悪化すればその限りではない
という例をオーストラリアに見せ付けられたような気がします。


NZ政府もオーストラリアの一連の動きには神経を尖らせており
しばらくターンブル政府の動きから目が離せなくなりそうです



シドニーに行って、物質的には全てオークランドより勝っている
と思いながらも、
これだけは勝ったかも
と思ったのが







シドニータワー


「な、なにコレ

な色だし~


デザインもアレだし~(笑)



朝な夕なに目にするのが

スカイタワーでウレシく思います
(※あとは全敗であっても、ね)


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