ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

悲観的で前向き

2023-10-17 | 気候・災害・環境
首都ウェリントンからオーク
ランドまで列車で11時間の
ーザンエクスプローラーの旅

は私の急な思いつきでした。

(※どこまでも緑の大地)


夫の出張に便乗して、行きは
飛行機、帰りは列車の2泊3日

(※オークランド着)


ここでもいつも言っている、
今できることは今のうちに
今行ける場所は今のうちに

を、まさに地で行きました。


今年に入ってからだけでも、
NZは各地で自然災害により
深刻な被害を受けています。


身近な場所だけでも、1月末
の集中豪雨でコロマンデルへ
の高速道路が崩落してしまい
(※2022年9月に行ったきり)

(※写真:NZ運輸局)


その後のサイクロン・ガブリ
エルでコロマンデルで最も有
名な観光地カセドラルコーブ
は落石により立ち入り禁止に



唯一のアクセスである遊歩道
自体が安全のために閉鎖中。

2019年に訪れたのが最後に。


2月にはNZ北島の屋根、トン
ガリロの世界遺産の中に、ぽ
つねんとあるシャトートンガ
リロが突然、100年の歴史に
をおろして廃業しました。



火山性地震が多発する地域の
ホテルとして今後も営業を続
けるには、耐震構造を現在の
基準に合わせるための莫大な
投資が求められていました。


NZではありませんが、8月の
ハワイ・マウイ島の山火事で
古都ラハイナが完全に焼失し
てしまったことも、今できる
ことを真剣に考える契機に。

(※今年2月が最後の訪問に)


自然災害、特に地球温暖化に
よる災害は年々悪化の一途。


温室効果ガス排出の削減など
地道な努力を続けて悪化を鈍
化させることはできても、食
い止めることはできないと考
える悲観的かつ現実的な私。
同時に前向きでもあります


NZのような経済小国、かつ
100年前のインフラを修繕し
つつ今でも使い続けている国
で自然災害が起きた場合、復
興の是非はその経済的価値で
決まることになるでしょう。


再投資の価値がないとなれば
そこで終わってしまう。シャ
トートンガリロがいい一例に


ノーザンエクスプローラーの
北島を貫く鉄道網もまた然り



特にスパイラル(螺旋)として有
名な220ⅿの高低差をヘアピン
カーブとトンネルを駆使して
克服した区間等で、大規模な
災害が起きた場合、ほぼ観光
目的で運行している路線が復
活するかどうかは疑問です。

(※100年以上前の難工事)


とりあえず乗っておこう
と今回の決行になりました。



これが杞憂であることを祈り
いつかオークランドからの上
り列車にも乗ってみたい🙏

(※カピティコースト)



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