ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

明日は奇跡

2012-03-13 | 経済・政治・社会
一昨日は何も手に付かず、かといって夫のようにNHKで震災の特集番組を見続けることもできずに終わってしまいました。昨日もまだ心穏やかではなかったのですが、朝は時間をかけてヨガをし、1日家で粛々と仕事をしていました。

心を無にして打ち込める事があるのはありがたい、とつくづく思いました。


こちらのヘラルド紙に被災者へのキウイからのメッセージが掲載されていました。いくつかご紹介してみます。


「複合災害というショッキングな出来事に被災された日本の皆さんに、心からお見舞い申し上げます」
(テッドさん)


ニホンジン ガンバッテデス(ローマ字で)あなたたちは強い。あなたたちの国は息をのむほど素晴らしい。日本人は我慢強い。日本はこの災害から立ち上がって、また美しい姿に戻るでしょう。Kia kaha, arohanui.(マオリ語でStay strong, with love 「がんばって。愛をこめて」の意)」
(ラグビーガール34さん)


「僕は日本に住んでいるキウイで、地震が起きたときもここにいました。地震で僕は変わりました。自分の身の安全だけが心配で家に帰ったら、こんなに大勢の人がこんなにたくさんのものを失い、場合によっては全てを失っていたことで、目が覚めました。毎日を生き、全てを愛し、より良い世界のために闘い、他人に優しく。がんばろう。日本(日本語で)」
(ダニエルさん)


「今日は日本の皆さんにお見舞い申し上げ、愛を捧げます。日本で起きたことの規模を理解することはできませんが、皆さんが何かに安らぎを見出し、前に進んでいくことができるようお祈りいたします。私たち両国は昨年大変な経験をしましたが、私たちはお互い支えあいました。今日も未来もこうして支えあっていきましょう。」
(クライストチャーチのエリーさん)


「僕も日本に住んでいるキウイです。災害の後、TV1にもTV3(NZのテレビ局)にも出ました。こうした災害を忘れてはなりません。災害はいつ起きるかわかりません。やり過ぎない範囲で、いつも心積もりしておくべきです。前のコメントに同感で(ダニエルさんのコメントのこと)、僕も地震によって人生を大局的にみるようになりました。誰も永遠には生きられません。だからいい人生を送りましょう。周りの人を自分と同じように大切にし、「明日は奇跡(tomorrow is a miracle)」ということを忘れないで下さい。」
(ローラーボーイさん)


「明日は奇跡(tomorrow is a miracle)」
という言葉に私も目が覚めた思いでした。今この瞬間にも、地球上には今日で人生が終わってしまう人たちが大勢いるはずです。長患いの末、明日まで生きられない人も、予期せぬ事故や災害で不意に今日、命を落とす人もいるでしょう。


家族や友だちが明日も全員顔を揃えることができるのは、全員が今日を無事生き抜いたからであり、たくさんの「幸運」や「精進」が積み重なった結果ともいえます。

家族揃って夜が迎えられ、朝が迎えられる幸せに感謝しつつ、
今日という1日をしっかり生きていきたいと思います。



(これを読んで下さっている皆さまにも、今日が良い1日でありますように)


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