ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

悲嘆の7段階

2024-05-17 | 私事・リタイア・人生
英語で言うグリーフ(grief)と
は、「大切なもの失った深い
嘆きと悲しみ」のことです。


愛する人やぺットを失ったり
不治の病で健康を失うという
のが最も身近な例でしょうか


日本語でもグリーフケアとい
う言葉があるようですが、悲
嘆という訳語以上に、深く、
生々しい、痛みと喪失感を伴
う悲しみのように感じます。


ボランティア仲間の1人がコ
ロナのロックダウン中に突然
ご主人を亡くし、しばらく姿
を消し家に籠っていました。


最も親しい仲間によれば、誘
い出すどころか、声をかける
のも気の毒なほどの落ち込み
ようで、安易に連絡しない方
がいいとまで言われました。


「How are you(どう?元気?)
という挨拶さえ、応えなくて
はいけないという負担から、
彼女を傷つけてしまうのよ
と聞き、その深刻さは私の想
像を優に超えるものでした。


長らく彼女が来ない女子会で
「彼女は今、悲嘆の7段階のど
の辺にいるのかしらね?」

と誰かが言い、悲嘆に段階が
あることを初めて知った私は
「7段階ってなんなの?」


検索したらすぐ判りました。

衝撃
否定
怒り
駆け引き
抑鬱
努力
受容


駆け引きは揺れ動く気持ちを
落ち着かせようとすることか


その話をしていた時の彼女は
長い長い抑鬱の段階でした。


あれから半年以上経ち、最近
は次の努力の段階に入ってき
たのではないかと思います。


辛いながらも何かを試そうと
しているのを感じ、女子会も
2回連続で顔を出しました。


まだ長居はできないものの、
家から出てきてみんなと話せ
るだけでも大きな進歩です。


いずれはご主人がいない日々
を受け入れる段階に入ってい
く手応えもあり、もう一息💪


4年が経とうとしています。



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