ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

政治は汚いもの

2020-03-20 | 経済・政治・社会
「政治は汚いもの」
とわかっていても、
やはり愕然


今週発表されたNZの
新型コロナ対策での
120億NZ㌦の経済対策
(※約8,000億円相当)


GDP4%相当をつぎ込み
景気を支えるという、
心強い響き


しかし、約8,000億円の
半分は雇用維持のための
いわば休業補償。


国が出すなら条件を満たす
企業はどんどん申請します。


「企業の半数が申請する」
と政府も予想していますが
ちょ、ちょっと待って💦


全国半分の企業の従業員の
給与を一定金額とはいえ、
国が肩代わりする?
しかも、3ヵ月間


もし半分以上の企業が
該当して申請したら?
もし3ヵ月で問題が終息
しなければどうなる?


もっと愕然としたのが、
120億NZ㌦の約4分の1は
生活保護や年金の受給者に
支払われること💦


雇用不安のない人たちに
なぜの史上まれな緊急時
に2,000億円近くも支出?


しかも、コロナ後もこれを
恒久化するという意味不明
な決定を下しています。


この額はコロナで苦しむ
企業向け支援と同額
企業と社会保障を天秤に
かけているのは明らか。


なぜ4,000億円すべてを
企業支援に回して雇用を
守る発想にならないのか。


内容を見れば見るほど、
今年9月19日の総選挙を
意識した政府のばら撒き
が透けて見えてきます。


しかもこの金額の大半は
借入になるはずなので、
(※景気悪化で税収も激減)
コロナを脱しても長い長い
財政負担が続くはず。


連日、首相や財相がメディア
に登場し「優れたリーダー
に率いられる安全な国」
という印象を植え付けながら
コロナの名を借りて、
財政を使っての我田引水。



コロナのゴタゴタの中でも
このモラルハザードが白日
の下に晒されて、1人でも
多くの有権者や納税者に
理解されるよう願うばかり。



2週間の自主隔離向けに
買い込んだチョコレート。
(※単なるパケ買い)

ピンクのはGFちゃん用



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