ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

プケコへ・マーケット

2014-12-13 | 外出・買い物
行ってみたいと思いつつ、早幾年(←よくあるパターン)

移住10年目にしてやっとこさ
プケコへ・マーケット、デビュー


プケコへは土曜日
ポケノは日曜日
2つ合わせてフランクリン・マーケッツ
と呼ばれていますが、フランクリンはオークランドと2010年に合併。
もはや地名としては消滅してしまいました(寂)


しかし、はやりプケコへはプケコへ。
オークランドとは違う空気と時間が流れているように感じます。

なんたってこんな農村地帯ですからね~


プケコへといえば野菜、野菜といえばプケコへ

オークランドの胃袋どころか、北島の胃袋を支えている
と言っても過言ではないでしょうか?


NZは農業国ですが、酪農や畜産が大きな比重を占めており、
日本人がイメージする農家が田畑を耕す光景はほとんど見ません。
「あっ!畑だ!」
と思っても、たいがいは牧草を育てています。
そのため驚くほど野菜生産がプケコへに集中しています。


産地ですから、鮮度が違う!



値段も安い!



量もスゴい!

新ジャガがあちこちで山盛りに。


こんなキにャラ立ってる人が店番してたり(笑)

彼はお釣の小銭がなくてアセアセ
隣のお店に借りてました。


こちらは全く英語を話さなそうな中国人のおばあさん2人。

会話もなけりゃ、愛想もない、商売にもなってない(笑)
頼まれて店番してる風でした。


ここはかなり手馴れた感じで手広くやってました。

母娘なのか2人でテキパキテキパキ


ここには豆腐もありました

八百屋は90%が中華系というか、まさに中国人。


NZは中国と自由貿易協定(FTA)を結んだときに
農業従事者のビザを緩和したので、それを機に中国人の農民が
一気に増えたように感じます。
「なんでこんなに英語のえの字もない中国人がいるんだろう?」
と思っていましたが、FTAにいろいろ仕掛けがありました。


写真はないのですが、ある八百屋の鮮度と品揃えにもんどり~
老板(ラオパン=主)はもちろん、中国人。
自然と声を掛け、まずは超新鮮なケールを大量にゲット


食事の後に、老板の店で本格的に買い物
とれたてのホウレン草1kg:4ドルなんて、泣かせるお値段
コリアンダー1束:1ドル


しかし、何よりも感動したのが、このパプリカというか

甘長ピーマン
長いものでヘタを入れずに軽く20cmあります。
ツヤツヤのピカピカ


「おい、見ろよ!このヘタの切り口。これで鮮度がわかるんだ。」
ふむふむ


「おい、食ってみろよ!甘いんだぞ。」
その場でナイフを取り出し、先っぽを3cmほど切ってくれました。
私がガブっと齧ると、老板も一緒にガブっ(笑)


「甘いー なんでこんなに美味しいのぉ?」
「だろー???うちのは特別なんだ。」
「スゴいわ。これ老板が育てたの?」
「いや、友だちだ。」
(※老板、正直!)


果実とは違うなんともいえない野菜の甘みが最高で、
なんだったらその場で塩も何もないまま1個食べられる美味しさ
赤も緑も皮が薄めで繊細な甘み。
わしづかみの勢いで買ってきました。


この店は都合3回行きました。
「また戻ってきたのか?」
「だって、老板の鮮度と品揃えって他と違うじゃない?」
(※私も正直!)


他もじっくり見ましたが、
①ケールがある
②甘長ピーマンがある
(普通のパプリカは他にもありました)
③ホウレン草の鮮度がピカ一
④コリアンダーは同じ1ドルでも量が多い
⑤レタスも同じ1ドルなら玉が大きい
などなどで、老板の店が私にはぶっちぎりでした。


「そんなに買わないで、また来いよ。」
「オークランドから来るんだから、毎週は来れないのよ。」
「そうか。じゃ、もっと買ってけ。」
(※老板、素朴)


老板も前はオークランド暮らしだったそうです。
「いいじゃない、こんなに新鮮な食べ物に囲まれて。」
「農村の生活は大変だぜ。」
と言いつつ、顔はニコニコ。まんざらでもないでしょ!


「また来るから。」
「おう。」


このインド人のイチゴ屋は

5パック5ドルという激安にもほどがあるでしょな安さ。
飛ぶように売れるという形容詞を目の当たりにしました。


私たちも5パックをゲットし、
「ジャム用にもう5パック
と思って戻ったら完売してました。


ここはDVD屋で、なぜかアスパラガスのみ売っていました。

誰かに頼まれたのか、こっちが本業なのか?


八百屋だけでなく魚屋もあります!



巨大なキナ(=ウニ)

朝からコーラ+キナで食事をしているマオ(リ)ちゃん一家も


市場全体のマオ(リ)ちゃん率が非常ーに高かったのも印象的。
売っている人も買っている人もマオちゃん多数。
グレンイネスでアイ(ランダー)ちゃんを見慣れているせいか
違いが新鮮


ウナギ取りの網なんか売っていること自体、マオちゃん文化

ウナギはマオリの大好物なんです。


ブランチはここで。

マオリの小母さんと息子?のカフェ


BBQというか鉄板の上でどんどん調理。

目玉焼きもひっくり返す派


小母さんのパンケーキが大人気

見えませんが下に食パンが敷いてあります。


コーヒーも屋台らしからぬ美味しさでラッキ
ダブルショットで3.5ドルという激安ぶり


私は別のお店で買ったダッチドーナッツ



夫も別の店で買ってきた

ベーコンサンド
この市場の名物らしいです。
塩分強め、労働者の味方の正統派のベーコンでした。


小母さんにはひっきりなしに馴染み客が来て、
息子はホスピタリティーの塊のような好印象。
次は小母さんのパンケーキ+コーヒーにしてみましょう。
(※今回は別の店の物の持ち込みでスミマセンでした)


他にもいろいろな屋台があります。

農村らしく苗を売る店が何店か。
ここは新聞にくるんだ苗がエコで、種類も豊富でした。


玉子屋

トレーがカラフル


多肉の店も



持っている種類が私とほとんど一緒で

ちょっとウケました。


4鉢7ドル、1鉢2ドル

寄付とはいえ1鉢3ドルで売っている私
オークランド価格ですなぁ。
持ってない種類もあったので2ドルなら買ってくればよかった
あちこち目移りしてすっかり忘れてしまいました。


近くにスーパーもあるのに

強気の日用品屋
かーなーり閑古鳥


メンズオンリーっぽい品揃え



ほとんどが何をするものなのか、わからない



オーナーは船を結ぶような太いロープを編んでるし~



バンの荷台も農機具満載



オモチャ屋

でも、セカンドハンドのよう


日用品屋

雑貨は中国人経営の中国産100%の店多数


なぜか他の商品と一緒に子ども靴が2足だけ売られていました(笑)



手作り石鹸



これはなんと

手作り香水


たくさん種類がありました。



古道具のコッパー製品をぴかぴかに磨いて売っているよう。

確かにキレいだけど、すぐに真っ黒になっちゃうんですよね~
(※経験者談)


みんながっつり買っていて、
お店の人との会話が弾んで、
なんだか楽しそう

市場の原点を見るようなプケコへ・マーケット


ぜひ再訪します



夜ご飯はケールや甘長ピーマンも入ったサラダ
マグロとキナの超他人丼
というプケコへメニューになりました(笑)

(※地方に行くとクリスマスへの気合の違いを感じます)



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