ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

バイリンガルへの道

2005-12-17 | 海外子育て
毎週金曜日、学校の後、遊びに来てくれる日本人留学生の男の子がいます。金曜日は夕方からタッチラグビーの試合があるので、試合に行く子たちがうちに集まってくるため、多いときは5人が庭でラグビーボールを追い掛け回しています。(毎週金曜日はこの通~り↑)

「留学生が学校以外で英語に触れるいいチャンス!」
ということで、彼もみんなと一緒に走り回っています。善より1歳年上なだけなのに、長男だし、日本語が上手いせいか(当たり前ですが)、とてもしっかりして見えます。

ある日、キッチンにいると、彼と善の声がします。
「じゃ、善くんの日本語テストね。万ってな~んだ?」
「ミリオン!(百万)」

あまりの堂々とした答えっぷりと、いきなり英語で来たので、留学生クン、思わず、
「当たり☆!」

「えぇ~~´○`」
と思ってなおも聞いていると、
「じゃ、ハクシャク(伯爵)ってな~んだ?」
と、善の反撃。善にとっては最近読んでもらった「モンテクリスト伯」の子ども版「がんくつ王」に出てきた、今知っている日本語の中では最も難しいと思われる単語で勝負っ!

「ドラキュラや!」
留学生クン、関西弁であっさり返答。私、爆笑。てっきり、
「サー(Sir)」
という答えが来ると思っていた善は、
「?????」

「ママー、ハクシャクってサーだよねぇ?」
と、こっちに助け舟を求めてきました。
「違うわよ。」
と言うと、
「ほら、血吸う人やん♪」
留学生クンはウレシそう。

「サーはキョウ(卿)っていうの。サー・クライブ・ウッドワード(ラグビーの元イングランド監督)はウッドワード卿よ。それから万は千が10個集まった数だからテン・サウザンドよ。」
と言うと、2人ともシ―――ン。コソコソと裏庭から退散してしまいました(笑)

バイリンガルへの道は遠し。がんばろうね♪