ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

ヌーサ5回目・ゴールドコースト行:金枯れて山河あり

2020年05月21日 | オーストラリア:ヌーサ・サンシャインコースト

1867年に金鉱が発見され
世界的なゴールドラッシュ
のブームに乗ったギンピ―。


しかし緑豊かな農地が続く
ばかり。史跡はないのかと
思っていたら、ありました

樹木でほとんど見えませんが


コレです

木造ですが8mと3階建てほどの
高さがあり、何もない農地の中
ひと際目立つ建物でした。


ここは、No.1 スコティッシュ
ギンピ―金鉱&砕鉱所という
スコットランドに本社を置く
鉱山会社の所有でした。



かつては巨大なやぐらもあり、
1867~1923年まで操業し、
160万トンの鉱石を処理して
66万オンス(19トン)の金を
生産したそうです。一時は
ギンピ―の金生産量の13%
を担っていたそうです。

望遠でかろうじてかつての
建物の跡が撮れました。
今は州所有ですが野ざらし
のように見えます。


こちらも歴史的建造物指定の
モンクランド州立小学校



天然芝のトラックがスゴい

裸足で走ったら気持ち良さそう。


この一帯は1870年に金鉱が
見つかり、急激な人口増で
度重なる州政府への陳情で、
1884年に開校したそうです。


これは校舎ではなく校長の
宿舎で1890年に改装され、
それでもほぼ原形だそう。



校舎の方は増築を繰り返し

普通の小学校の姿に。


学校の裏手にあった
錆びついた線路



かつて何もなかったのが
偲ばれるほど真っすぐです。



金鉱は100年前にほぼ枯渇、
1970年代に再び操業を再開
したものの、生産量は限られ
2013年に最後の鉱山会社が
海外資本に売却され、第2幕
も幕を閉じたようです。


ここで育つ子にも地元の金は
すでに史実なのかな




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヌーサ5回目・ゴールドコース... | トップ | ヌーサ5回目・ゴールドコース... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

オーストラリア:ヌーサ・サンシャインコースト」カテゴリの最新記事