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ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

コフスハーバー・バイロンベイ行:オラライースト州有林

2025年03月26日 | オーストラリア:コフスハーバー&バイロンベイ

2023年10~11月のオースト
ラリア、コフスハーバー3日目


この日はオラライースト州有
林(Orara East State Forest)
に行きました。海の次は森🌳



短い周遊コースがいくつもあ
り簡単に歩くにはよさそう


まずはフォレストスカイピア

空中桟橋というのがナイス


街が一望でき前日のジェッテ
ィー、マトンバード島、港、
防波堤も揃って見えました。



高層どころか中層の建物もほ
とんどない平らな眺めがオー
ストラリアの地方部らしい。



林業の街でもあるだけあって
木が伐採された山肌も見える



足元には従来からのレインフ
ォレストが広がっています。

これも今やごく一部なのか


あれはバナナ畑なんだろうか



開発の波が押し寄せているら
しく、造成が進んでいます。



ニューサウスウェールズ州
には200万ヘクタール以上
(青森県+秋田県ほど)の州
有林があり、半分は野生動
物のために保護されており
全体の1%未満を毎年伐採



と、森林を所有する州政府は
説明していますが、この手の
やたらに大きな数字は要注意


『悪魔は細部に宿る』の典型
で、伐採している1%未満は
商業価値の高い木がある特定
の場所に決まっているので、
それがどこかで『1%未満』
の意味は大きく変わります。


現に一帯は森林伐採によりコ
アラの急減に直面しており、
2023年にはコフスハーバー
から100km南のケンプシーに
かけてコアラ国立公園の建設
が約束されていながら、いま
だに建設予定地で原生林伐採
が急ピッチで進んでいるとか


概ね林業関係者の雇用のため
という理由なのでしょうが、

(※山火事防止の下草焼き)


生息地を奪われたら生きては
いけない野生動物。コアラは
2022年よりニューサウスウェ
ールズ州、クイーンズランド
州、オーストラリア首都特別
地域では絶滅危惧種指定に🐨



アボリジナル語の名を冠した
ニャンガンガピカフェ。州政
府の資金で州の林業公社など
林業業界が建てたそうですが



営業していませんでした。



コロラ展望台への道はアボリ
ジナルに言い伝えられる黒オ
オトカゲ、グンガリの伝説の
ある場所であちちにグンガリ



この地を創造したグンガリは
ヒトが到達したのに気づいて



怖がって山を逃げ出します。



そして海に逃げてしまったと
いう話。グンガリを失った山
が森林伐採の憂き目とは皮肉



ユーカリプツスグランディス
(フラッディッドガム)の巨木

クイーンズランド州からニュ
ーサウスウェールズ州に分布
し、高さ60mにもなるそう。


高さよりも瘤のような外観が
珍しく神聖な感じがします。



樹齢など説明がなく残念



神々しいほどの姿でした。



水量が十分な場所で育つよう

フラッディッド(flooded)=冠水


いい森林浴と散策になりまし
たが、オーストラリアでは珍
しいほど標識や解説に乏しく
観光客同志で聞き合ったり、
地元民が教えてくれたりで、
そこだけは少々残念でした。