2023年10~11月のオースト
ラリア、コフスハーバー3日目
この日はオラライースト州有
林(Orara East State Forest)
に行きました。海の次は森🌳

短い周遊コースがいくつもあ
り簡単に歩くにはよさそう

まずはフォレストスカイピア

空中桟橋というのがナイス

街が一望でき前日のジェッテ
ィー、マトンバード島、港、
防波堤も揃って見えました。

高層どころか中層の建物もほ
とんどない平らな眺めがオー
ストラリアの地方部らしい。

林業の街でもあるだけあって
木が伐採された山肌も見える

足元には従来からのレインフ
ォレストが広がっています。

これも今やごく一部なのか
あれはバナナ畑なんだろうか

開発の波が押し寄せているら
しく、造成が進んでいます。

ニューサウスウェールズ州
には200万ヘクタール以上
(青森県+秋田県ほど)の州
有林があり、半分は野生動
物のために保護されており
全体の1%未満を毎年伐採

と、森林を所有する州政府は
説明していますが、この手の
やたらに大きな数字は要注意
『悪魔は細部に宿る』の典型
で、伐採している1%未満は
商業価値の高い木がある特定
の場所に決まっているので、
それがどこかで『1%未満』
の意味は大きく変わります。
現に一帯は森林伐採によりコ
アラの急減に直面しており、
2023年にはコフスハーバー
から100km南のケンプシーに
かけてコアラ国立公園の建設
が約束されていながら、いま
だに建設予定地で原生林伐採
が急ピッチで進んでいるとか
概ね林業関係者の雇用のため
という理由なのでしょうが、

(※山火事防止の下草焼き)
生息地を奪われたら生きては
いけない野生動物。コアラは
2022年よりニューサウスウェ
ールズ州、クイーンズランド
州、オーストラリア首都特別
地域では絶滅危惧種指定に🐨

アボリジナル語の名を冠した
ニャンガンガピカフェ。州政
府の資金で州の林業公社など
林業業界が建てたそうですが

営業していませんでした。

コロラ展望台への道はアボリ
ジナルに言い伝えられる黒オ
オトカゲ、グンガリの伝説の
ある場所であちちにグンガリ

この地を創造したグンガリは
ヒトが到達したのに気づいて

怖がって山を逃げ出します。

そして海に逃げてしまったと
いう話。グンガリを失った山
が森林伐採の憂き目とは皮肉

ユーカリプツスグランディス
(フラッディッドガム)の巨木

クイーンズランド州からニュ
ーサウスウェールズ州に分布
し、高さ60mにもなるそう。
高さよりも瘤のような外観が
珍しく神聖な感じがします。

樹齢など説明がなく残念


神々しいほどの姿でした。

水量が十分な場所で育つよう

フラッディッド(flooded)=冠水
いい森林浴と散策になりまし
たが、オーストラリアでは珍
しいほど標識や解説に乏しく
観光客同志で聞き合ったり、
地元民が教えてくれたりで、
そこだけは少々残念でした。
