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ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

ウェリントン9回目行:ハイライトは雨の中

2025年03月15日 | 北島:ウェリントン

2023年10月のウェリントン
行の帰路は長年チャンスをう
かがっていた、ノーザンエク
スプローラー号
での列車の旅


9時間かけて北上しオークラ
ンドに帰るという旅程です。


見渡す限り緑のマナワツ平野



「どこに道があるんだろう」
と思うような大平原の小さな
家。クルマでは見えない風景



一帯はマナワツ川(全長180km)



ランギティケイ川(全長253km)



に挟まれた北島一の肥沃な地



治水に悩まされながらも水な
くして農業はなりたたない。

水は豊かさの象徴に見える


白壁のような崖が見えてきて

下を流れる川で大地がえぐら
れているのがよく判ります。
それ以外ほぼ平らな地です。


流れるのはランギティケイ川



ここはマンガウェカ渓谷

以前クルマで来たことがあり
アイスブルーの川と白壁の美
しさをよく覚えていました。


ランギティケイ川が北島ほぼ
中央部のタウポ湖を水源にし
ていると知って驚きました。


絶景は映画「ロードオブザリ
ング」のロケに使われたそう
 


この辺で20世紀初頭に建設さ
れた高さ60~70ⅿ級の超高架
橋を何度か通過。当時の技術
の高さと鉄道の経済的恩恵に
はただただ驚くばかりですが
乗っていると橋は見えない💦


坂が続きセントラルプラトー
(中央高原)に入ってきました。



旅のハイライトに差し掛かっ
たとたんに大雨となり、トン
ガリロ山系の山々は見えず。

雪山が聳えているはずなのに


あっさり世界遺産トンガリロ
の国立公園駅に到着。かつて
はここで休憩時間がありステ
ーションカフェで一休みでき
たはずですが通過しました。



トンガリロアルパインクロッ
シングという1日がかりの山
歩きを夫婦で7回やったので
私たちには懐かしい所です。


雨が一段と激しくなり、ろく
に外も見えなくなりました。



せっかくスパイラルなのに💦



ラウリムの村が見えて来た



通称スパイラル、ラウリム・
スパイラル(螺旋)とは、高原
から川まで非常に急勾配の地
形に鉄道を通すという、19世
紀末から20世紀初頭の技術が
試された、当時としては世界
最高水準の成果だったそう。


スパイラル呼ばれるヘアピン
カーブとトンネルを駆使した
複雑なルートで高低差139m
を克服し、それは今も現役。

(※写真はウィキペディアより)


ラウリムの集落が右に見えた
り左に見えたりで螺旋を回っ
ているのが判りますが、長い
列車を通すためのものなので
線路そのものはゆったり弧を
描き、さほど急カーブには思
えず技術と安全の結晶です。



もう少し天気がよかったらな

(※スパイラルについては10年
にかなり詳しく書きました)


ハイライトが終了してランチ

昼食付きの席にしなかったの
でカフェで買ってきました。
これがなかなか美味しく感激


この後はタウマルヌイ、オト
ロハンガ、ハミルトンと道路
とつかず離れずのコースで、
ワイカトのマオリの聖地かつ
墓地のタウピリ山を通過し、



青果の一大産地プケコヘに入
ればもうオークランドです。



農地と宅地が隣り合わせに



通勤列車とすれ違いながら



終点ストランド駅到着



すごい数のタクシーがいて、

知らなかった光景でした。


いつか天気のいい日に上りを
やってみたいと思いつつ帰宅



ウェリントン旅行記終了です。