Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

日米、障害者関わり方の違い

2021-09-28 | 大学・仕事

仕事をしながらでも、勉強しながらでも、
食事をしながらでも、ベッドに入っても、
頭の中はずっと知的発達障害者の人たちへの関わり方なのですが、
最近なんとなく、
日本とアメリカの障害者へ対する関わり方の違いが分かってきました。
なのでもちろん、関われる方法も違うのです。

日本は「福祉」が基盤にあり、
「幸福」の「福」の字があることからも、
「皆が幸福に~」的な、慈善事業っぽさも残しつつ的な、
そんな感じが否めません。
「知的発達障害者=社会的に弱い立場」で、
包括的にサポートしていきましょう的な感じでしょうか?

高齢者に対する介護も、
この感覚に近いものがあると思います。

日本の医療従事者とか、かなり深い見解があったり、
いい点付いてたりしているんですけど、
国が関わる意思が弱いので、
結局なんか20年も30年も同じことをず~~~っと繰り返しているだけ
みたいなことになるんです。

が、アメリカの基盤は「医療と研究」です。
「福祉」は「政府の仕事」的なニュアンスが大きく、
「医療と研究」を利益があればガンガン政府がバックアップ。
「福祉」の網は上からふわっと覆い被さっている感じです。
「知的発達障害者=社会的に弱い立場」なのは同じですが、
彼らの個性を尊重し、サポートしよう!という感じかな?
あくまでも、「医療と研究」を基盤にしてです。
なので、ずんずん前進していく感覚が伝わってきます。

福祉の改革や改良を促す場合、
現場の状況を伝えるだけではなく、
医療的観点からの説明と、
研究データを元に文章を書かなければ、
相手(国や行政)を動かすことは不可能で、
その点、アメリカでは
海外の文献に頼るのではなく、
自国の調査結果や研究論文が集まるのが素晴らしいなと思いました。

知的発達障害に関してはまだ未知な分野が多くて、
日本ではまだ話題になったこともないことが、
アメリカでは既に注目されているのも、
研究が進んでいる成果なんだろうなと思っています。

今日は朝から「障害者虐待」について、
旦那と意見が真っ向から食い違って、
気分が悪いんですが、
まあ、考えさせられています。

私たちの言い合いになった話題は、
「一般公立小学校に通う自閉症の子が暴れ出し、
担任も手が付けられなくなり、他の生徒に危害が加わりそうだったので、
学校警備の警察官に連絡したところ、
警察官はその子を捕まえ、床に押さえつけ、手錠をかけた。」
という、警察官の行為について。
もちろん、その子の両親は憤慨し、
学校を訴えるとか、警察官を訴えるとか、そういう問題になるわけです。

そもそも警察官を目の敵にする旦那は、
「100%警察官が悪い!
そんなことをして良いわけがない!クソ警察官が!」
と言い切るのですが、

良い悪いを論じることほど簡単なことはないんです。
そんなの、100人中100人が悪いと言うに決まってる。

それに、こういうニュース相手に、
すぐ罵声を浴びせるのに、軽蔑します。
感情が先走って、きちんと状況を読み取れないんでしょうから。

人種問題、虐待問題、トランプ氏問題
全部、こういう風に加害者に罵声を浴びせる(テレビに向かって)。
罵声を発することがカッコイイとでも思ってんのかな?(バカだな。)
聞かされるこっちは、気分が悪いので、
無視して他の部屋へ逃げるんですけど…。

あっ、話が逸れた。

暴れる自閉症の子を扱う方法を学んでいない、
自閉症について学んでもいない、
犯罪者や凶悪犯を取り押さえる方法しか学んでいない警察官に、
「あなたがしたことは間違っている!」と言って、
罪を押し付けて、それで解決する話なのか?
という部分を考えていかなければいけないと、
私は思うんです。

また、障害児専用の学校もある中で、
あえて一般の小学校を選んだということは、
そういった対応を子供が受ける可能性があるという理解を
親が持っていないといけないとも思うんです。

特にアメリカでは、「天才自閉症」という言葉が独り歩きしていて、
自閉症を美化しすぎた部分もあり、
過剰に期待している親の行動は目に余るものがあります。
確かに類まれな才能を持った自閉症児もいるのですが、
学問に優れた能力と
社会的適応能力とは全く別物なんですね。

そもそも旦那は
スイッチ入って大暴れする自閉症児を
見たことないですからね。

何にも知らないくせに、簡単に言うので
イラッとします。

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家族全員学生!

2021-09-28 | 大学・仕事

昨日は午後2時から、
やらなきゃいけないことがどんどん捗って、
ブログに書いていたこと、全部達成!

■2つのエッセイの書き上げ
■教授から渡された薬物医療統計の分析
■アメリカ政府へ障害者の歯科医療法改正についての提案書を書いてみる
■松岡昌宏主演の「密告はうたう・警視庁観察ファイル」を見る
■美味しいチキンスープを作る
■コスメ業界に連絡を取る

一番に手を付けたのはテレビを見るでしたけどね、
「勉強したくね~、したくね~。」と言いながら、
徐々に勉強モードに気分を変えていきました。
まあ、達成できればいいのです。

話を戻しますが、
遂に勉強嫌いな旦那が、
数カ月間勉強することになりました。

アイビーリーグのコーネル大学、オンライン授業。

なんか、旦那の仕事内容が
いつまで経っても全く把握できないので、
何を勉強するんだかよく分かりませんが、
彼の部署、3~4人全員受講して、
その後、認定試験受けるんだそうです。

数カ月間のコースで50万円。
その後、認定試験受けるのに10万円だって!

もちろん全額会社に払ってもらいますよ。

高校生の息子のほうは、
エンジニア関連なので、いよいよ設計図を描き始めました。
家に、見慣れない材料が増えていきます。
本人は、普通科の勉強プラス、
こういう実技的な勉強が合ってるみたいで、楽しんでいます。

私は、ご存知の通り現役大学生なので、
リビングルームは教材が山積みです。
しかも、性的虐待とか、薬物中毒とか、死体関連とか、
そんな資料ばっかり。
絶対に触れてはいけないと子供達に言っている「魔の教科書」があって、
法歯学の教科書なんですけど、
教科書内の写真を見ると、ショック受けて精神病みそうになるので、
絶対に触ってはいけないと伝えてあって、
それが、ソファー横に置いてあるという、
カオスなリビングルームです。

たまに、遺体写真を横に、
ベッドで寝てます…。

慣れてくるのよね…。

中学生の娘は、
鬼ごっこがマイブーム。
放課後もプログラムがあって5:30まで学校に残っているんですが、
宿題して、おやつ食べて、
その後激しい鬼ごっこをして走り回って遊んでいるようで、
それが楽しくてしょうがないんだって!

コロナの関係で
プログラムは中学生のみになり、
人数も制限され、
おやつも各自持参だし、
沢山の書類に親が記入しなきゃいけないし、
(もしコロナになったら?みたいなのも含めて)
だから、今参加許可出てるの娘の学年は5人だけなんです。

でも、娘は大勢参加っていうの苦手なので、
「これくらいが丁度いい!」って、
プログラム関係者とガッツリ絆を築いています。

プログラムに関わっている先生も若い人が多いので、
一緒になって遊んでもらっている感じ。
体育館もダンスルームもカフェテリアも、自由に使っていいので、
校内を走り回っているみたいです。

成績悪かったら、即止めさせるを条件に参加させていますけど、
コロナ禍中、体をおもいっきり動かせることなかったので、
子供らしくて、とってもいいなと思っています。

「こんなに学校に早く行きたい!と思ったこと、
今までにない!」
という娘ですが、

勉強がしたくて、学びたくて、学校に行きたい!って言ってくれる?!

と思うんですが、
鬼ごっこがしたくて、行きたいみたいです。

まあ、それはそれでいいかな?
まだ11歳だしね。

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