他にも沢山書くことはあるのだけど、
今回の一時帰国でのメインイベントだった、
「祖母に会う」ってこと、書いておきます。
たぶん、6年振りの再会。
4年前の帰国では、
まだ1人でマンションに住んでいたんだけど、
痴呆が進み出してて、
それもとても攻撃的だったり、
被害妄想(物を取られた、お金を盗まれた)
が酷くて、
毎日警察に電話する日々を送っていて、
会う人会う人、全員が「犯人」になっちゃうので、
両親から「今は会える状態じゃない。」と…
それから4年。
コロナが出回ってからは、
もう祖母とは会えないんじゃないかと思っていました。
私自身、初孫だったし、
祖母がアラフォーのときの孫だったんで、
それはそれは可愛がられて…。
春・夏・冬休みはいつも泊まりに行っていました。
私の喘息を気付いてくれたのも祖母で、
「これは普通の咳じゃない!」って、
大学病院へ毎週通院が高校1年の時からスタートするも、
待合室での待ち時間短縮のために、
朝から並んで、「1番」の番号札を取ってくれてた。
結局それから12年かけて、
喘息は治りました。
シングルマザーで娘2人を育て上げて、
72歳まで銀行関連の仕事でバリバリ働いて。
今はとても綺麗で恵まれたサービス付き高齢者住宅にいます。
何でも自分で出来るし
会話も成り立つので、「要介護レベル1」。
今回の帰省中に、
コロナの感染者数がどんどん増えていって、
施設に会いに行くにも、人数や時間制限があって、
どうなるかと思ったんですが、
ちゃんと会えました。
私のことも、子供達のことも、自分にひ孫がいるってことも、
全て忘れていたけど、
「ゆうちゃん」
という私の名前の響きは覚えていて、
私の娘をじーっと見ながら、
「ゆうちゃん?」って言ったりしてた。
数ヶ月前から杖をついて歩くようになったそうだけど、
まだまだ自分でポテポテ歩くし、
体調の問題無し。
ご飯は自分の歯で何でも美味しく食べれるし、
よく眠れるそうで、
よく笑うし、冗談も言うし、なんだかとっても幸せそう。
嫌な思い出とか忘れちゃってる感じ。
戦争体験とかも。
それでいいと思う…。
そのほうがいい。
背が縮んでちーっちゃくなってる祖母を見て娘が
「可愛いわ~!あつ森に出て来るキャラクターみたい!」と喜ぶし、
息子を見て
「早よ、結婚相手探さんといけん。」と
言い出すし。
とても楽しい会話が出来ました。
私が昔よく言ってた
「また泊まりに来るわ!」とか
「一緒に天満屋(デパート)行こうな。」とか言うと、
当時に戻っちゃうという、
面白い感覚。
92歳なのに、
まだ自分のこと60代だと思ってるしね。
デイサービスの様々なアクティビティのことを、
「仕事せんといけん」と言って、
お仕事だと思っているみたいです。
会えて本当によかった。
可愛いおばあちゃんになってた。
あんな歳の取り方だったら、悪くないよな~と思いました。
会えなかったら、
一生後悔することになったし、
子供たちに会わせられなかったら、
これまた後悔だしね。
なんとなく、次の一時帰国でも会える気がします。
何もなければの話ですが…。
日本にはいろんな種類の老健施設がありますが、
昔と比べて住みやすそうなのが沢山あるなぁと思いました。
サービス付き高齢者住宅っていいわ~と思った。
バリアフリーだし、
個室だし、
大きなテレビが部屋にあって、
ベッドも低めで、たとえベッドから転倒しても問題なさそうだし、
ご飯も選べるし、
とに角、広くて明るくて奇麗。
将来は入居したいわと思ったので、
入居金やら月々の費用を調べました。
20年以上前から主張していましたが、
両親が高齢になったら、
在宅介護よりも専門の施設に預けるほうが絶対にいい!
頑なに「在宅」「在宅」って言ってた時代もあったけど、
お互いのストレスレベルが雲泥の差です。
そのためには、しっかり資金を貯めておかなければいけません。
老後を過ごすのは、
ニューヨークとどっちがいいかなぁ?
あっ、私の前に両親か?
でもちゃんと考えてくれているようなので、
心配なさそうです。
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