Ragged_Kingdom_Horse

シルク・キャロット・東京TC・ロードで長年一口馬主をしています。
いつかは理想の活躍馬に巡り会える事を夢見て。。。

ブライトエンブレム屈腱炎再発で引退★

2018年08月02日 | 引退した出資馬たち

前走のレースを見て覚悟していましたが、やはり屈腱炎の再発で引退
となってしまったブライトエンブレムです。

ブライトエンブレム
2018/08/01 <近況>
在厩場所:札幌競馬場
小島茂之調教師「その後も左前の状態に変化が見られなかったことから、
1日に詳しく検査を行ったところ、浅屈腱炎の診断がおりました。以前に
発症したのと同じ箇所であり、また症状も重度とのことです。

復帰するまでにかなりのお時間をいただいたにも関わらず、このような形
となってしまい誠に申し訳ございません。何とか札幌2歳ステークスを
勝った時のような走りをもう一度と思いここまでやってまいりましたが、
実現できず非常に残念ですし悔しい気持ちでいっぱいです」
これを受け、今後について協議した結果、復帰までには相当の時間が
掛かる見込みであり、その過程において再発のリスクも高いと言わざるを
得ず、このような状況では、ご出資会員の皆様のご負担が増えるばかりと
なってしまう可能性が高いことから、誠に残念ではございますが、
このまま引退させることといたしました。近日中に競走馬登録抹消の
手続きが取られ、今後は乗馬となる予定です。
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最初に屈腱炎の診断を受けた時からずっと覚悟はしていたので、
大きくショックな感情はなくやっぱり来たかという気持ち。。。

これまで何頭も見送って来ましたからね。
レース中の故障とか大きな事故に繋がらず無事でよかった。


ブライトエンブレムの過去の履歴を振り返って見ます。


ブライトエンブレムは2歳夏に重馬場の新馬戦、最後方から差し切って新馬勝ち。
連勝で札幌2歳ステークスを大外からまくって優勝。




朝日杯FSでは結果が出なかったものの、その後弥生賞でサトノクラウン
の2着。

道中武豊の6番グァンチャーレにスタート直後と、最後の直線の2度
ぶつけられててあれが無かったら、もっと際どかったかも!


2015/03/08 第52回 弥生賞(GⅡ)【サトノクラウン】



この馬の一番いいレースが出来たと思う弥生賞。
この頃は馬体も充実していたなあ。

サトノクラウン(皐月賞では先着)はその後香港ヴァーズと宝塚記念
を勝って立派なG1馬に。

そして皐月賞では死力を振り絞って、キタサンブラックと差のない4着。

2015年 皐月賞G1ドゥラメンテ



苦手だと思われた一番枠で頑張りました。


皐月賞では勝ち馬の怪物ドゥラメンテをはじめ、2着のリアルスティール、
3着のキタサンブラック、他ブライトエンブレムを除く1着から6着までが、
その後G1を勝つという例年になく凄いメンバーのクラシックでした。


皐月賞の激走が祟り、その後裂蹄でダービーを回避。

夏を休養に当て体調も持ち直したもののセントライト記念では惨敗。

ちょっと急仕上げだった印象で、ここで出来れば菊花賞はもう
パスして欲しかった。

それでもクラブ馬だけに皆の期待を背負って、万全の仕上げで菊花賞にも
挑みましたが、道中の大きな不利も重なって7着。

その時のレース中の不利で首を痛めてしまい再度調子を落とします。

その後すっかり重賞では歯が立たなくなってしまいましたが、その頃から
足元にも違和感あったのかもしれませんね。

ダート戦に鉾先を変えた直後に脚部不安発症。。。


長い長い休養を経て復帰にまで辿り着けましたが、やはり元の姿には
戻る事なくターフを去る事となりました。


この馬には朝日杯FSと菊花賞の2度会うことが出来ましたし、
いろんな思い出がいっぱい。

馬体は好みな方ではありませんでしたが、ドリームジャーニーっぽい
下から見上げる白目がちの目つきが好きでした。

ストライドを伸ばす走り方ではありませんでしたが、首を低くして
上手に走るタイプでした。



皐月賞時のトレセンレポートでの目のアップ (°▽°)


最後の札幌でのレース。
札幌2歳Sを勝った得意の舞台でしたが、本来の姿はありませんでした。


今後は、北海道勇払郡安平町のノーザンファームにて乗馬となる予定だそうです。

ブライトエンブレム辛いのにいっぱいいっぱい走ってくれてありがとう。

これからも元気で幸せに生きていくんだよ!