のんびり食堂

日々のことをちょいと書いております。お気軽にお立寄り下さいませ。

わたしたちの教科書

2007-06-28 23:08:21 | 日々のこと
「わたしたちの教科書」を見た。
普通、ドラマを見る際は1回目から見る方だけど、このドラマは途中の回(それも後半)から見ていた。
今日は最終回。
学校にイジメは存在していたか、学校の窓から落ちて亡くなった少女はイジメを苦にして自殺をしたのか、少女の同級生の証言により、真実が明らかとなった。

学校、教師、先生、家庭と、様々な視点からこのドラマはどれに偏る事なく描いている。
子供の残酷さ、大人達の浅はかさ、学校という組織。
中学時代の自分と言えば、不自由な生活、不条理な毎日を生き抜く為に3年間息を潜めながら生きていた。逃れられない部活や怖い先輩、理不尽な事で怒る先生、残酷な同級生達。嫌な事ばかりじゃなかったけれども、恵まれた環境とは正直言えない3年間だった。ただ、中学時代の自分は、高校生になれば、この同級生や先生・上級生から逃れられると信じて疑わず、実際に高校生になり、それは本当となった。

そんな過去もありつつ、今がある。今は自分の収入や判断を頼りに、親や周りの意見に従わずとも気ままに暮らしていられる。そんな私も今日はなぜかローテンションで、体の具合が今ひとつだったりもし、「もし今あと3ヶ月の命」と宣告されてもそれはそれで良いや、と考えていたりもした。

ただ、さっき「わたしたちの教科書」を見て、最後に学校の窓から落ちた少女が書き残した台詞「今の自分は過去の自分、未来の自分で成り立っている。今の自分がもし命を絶ったら未来の自分に繋がらない」という台詞はかなり心に響き、今日自分の命に対して軽々しく思った事に対して、申し訳ないと思った。