のんびり食堂

日々のことをちょいと書いております。お気軽にお立寄り下さいませ。

カズン3巻

2007-06-03 02:06:30 | 
下のマンガ「フラワー・オブ・ライフ」に続いて、こちらも完結編の3巻が出ました。

高校卒業してフリーターになり、ダイエットにも励み、果敢に無謀な(?)恋も挑戦していた「つぼみ」ちゃんのストーリー。
2巻では、念願の芸能人の従姉妹に久しぶりに会い、3巻では彼女とメール交換をし合うようになるのだけど、つぼみちゃんはその頃、心身共に大ピンチに陥る…。

こうやってストーリーを書くと、所謂少女マンガのストーリー展開のようなことしか書けないのだけど、実際このマンガを読むと、あまりそうでもないのだよね。主人公が無理してなく、「ああオバカ」「やっちゃったねー」っていう行動に出ちゃう時の気持ちがこれまた分かる。「フラワー・オブ・ライフ」が高校時代だったら、「カズン」は大学時代の自分を思い出す。

こうして、二つも好きなマンガが完結してしまうと、最後まで読めて嬉しいというより、寂しい気持ちでいっぱい。
また好きなマンガが出てくると良いのだけどなあ。。。

フラワー・オブ・ライフ

2007-06-03 01:48:24 | 
「西洋骨董洋菓子店」や「大奥」の著者「よしながふみ」の青春マンガ。

白血病を煩い一年高校に入学が遅れた花園春太郎や、彼の親友である健気で優しい三国翔太、見た目クールでカッコ良いがオタクの真島海、男にしか見えない女の担任教師など、彼らを取り巻く日常が描かれている。

彼女の作品はストーリーに引き込まれるというよりも、登場人物一人一人の行動や感情表現、台詞に毎回引き込まれてしまう。悲しみや喜びの表現一つをとっても、分かり易いものよりも分かりにくい描き方の方が、共感を感じ易い。2巻で、ある女の子が友達に中学の頃、自分が仲間はずれにされた時のエピソードを話すシーンがあるのだけど、彼女のちょいとした疎外感に「わかるわかる」と頷いてしまった。

最近、完結巻の4巻が発売された。高校1年生から2年生へと成長していくのだけれど、この時代の1年っていうのはホントにびっくりするくらい長かったり、色々感じることも多い。高校時代こんなマンガを読みたかったなあ、とも思うけれど、年を重ねた今の自分だからそんなことを思うのかなとも感じた。