弱きを助け強きを挫く。
それだとカッコいいのですが、世の中、そうカッコよくはいきません。
弱きを挫き強きを助けるヤカラが意外に多いもの。
上に弱く下に弱い・・・会社の中にもけっこういましたね、そういう人たち。
上司にヘイコラしながら、部下に威張り散らすヤツ。
政官財の世界にも、かなりの数が棲息していそうです。
そうした人たちの性格を権威主義的性格といいます。
別名、サド・マゾ的性格。
権力に献身したり、同化したりすることに、快感、満足感をおぼえます。
同時に、自分より弱いと見れば、力を誇示したり、攻撃したりする。
強いか弱いか、上か下か、有名か無名かなどで言動がコロッと変わったりもします。
ネトウヨと呼ばれる人たちも大方そんな感じ。
もともと日本の社会は、ガッチリとした官僚制と結びついた権威主義的傾向がある社会。
だから、長いものには巻かれろ、なんて処世術が生まれる。
権力に盲従するだけだから、たしかにラクな生き方なんですけどね。
でも、長いものに巻かれてばかりいるとファシズムになりやすい。
戦前の翼賛体制がいい例で、とにかく一色に染まるのはキケンです。
こんなことを考えるのも、終戦記念日の名残かも・・・。