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【080316】伊那市長谷で鳥獣対策の現地研修会

2008年03月17日 | 獣害-研修・シンポ他
 県などでつくる上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会などは15日、伊那市長谷杉島で鳥獣による農作物被害対策の現地研修会を開いた。信大農学部の泉山茂之准教授(49)=野生動物生態学=が地区内3カ所で、住民約20人に、それぞれの場所に合った対策を助言した。

 畑の周りを網で囲っている民家では、住民が「網で囲っても猿やハクビシンが、カボチャやスイカを食べてしまう」と説明した。泉山准教授は「周囲を間伐し、見通しを良くしてはどうか」と助言。猿がよじ登りにくくするため、手前に傾いた網で畑を囲む方策を紹介した。

 民家近くの山林に電気柵を設置した場所では、柵の周囲で人の手が入らず草木が伸びているのはよくないと指摘。山林と畑の間を間伐して見通しを良くする「緩衝帯」整備の必要性を訴えた。また、畑や田を1区画ずつ網で囲ったり、鳥獣を追い払う犬を導入したりといった複数の策を組み合わせることを勧めた。

 杉島区長の伊沢茂門さん(59)は「研修会を参考に、適切な対策を考えたい」と話していた。
(長野県)

信濃毎日新聞
http://www.shinmai.co.jp/news/20080316/KT080315GHI090006000022.htm

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