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農業被害が問題化しているエゾシカを食材として有効活用しようと、「北海道十勝蝦夷鹿(えぞしか)サミット」が18日、帯広市内の北海道ホテルで開催された。雌雄や月齢ごとに異なるエゾシカの特長を生かした料理を試食、シカ肉の魅力や可能性を発信した。
NPO法人「ミックスルーツ」(高野文彰理事長)、十勝ジビエ協議会(佐々木章太会長)でつくる実行委員会の主催。農産物流通コンサルの山本謙治氏がコーディネーターを務め、管内外から約250人が参加した。
北大大学院農学研究院の近藤誠司教授(エゾシカ協会会長)、帯広畜産大の島田謙一郎准教授がエゾシカをめぐる最近の情勢を報告。菅谷伸一氏(マッカリーナ・後志管内真狩村)など4人の著名シェフが作ったエゾシカ料理の試食会も開かれた。
試食会では、クセのないピュアな肉質が特長の1歳雄ジカを使ったパテ、肉の成熟度が高まった2歳雄ジカを使ったソーセージ、メス特有の繊維な細かさ、しっとり感を表現した3歳雌ジカの岩塩包み焼きなど、個性あふれる多彩なメニューが並んだ。
帯広市内の団体職員、有本浩子さん(37)は「牛肉や豚肉などとは違い、味は独特だったがおいしかった。もっと気軽に食べられる場所が増えれば」と話していた。
十勝ジビエ協議会会長で副実行委員長の佐々木さんは「皆さんから『食べてみよう』『楽しもう』という姿勢が伝わってきて、有意義なサミットになった」と、手応えを感じていた。
十勝毎日新聞
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