川勝平太知事は9日の定例会見で、伊豆地域を中心にニホンジカによる農林業被害が広がっているとして、自衛隊の協力を得てシカを捕獲、駆除する方針を示した。自衛隊が鳥獣駆除の協力に乗り出すケースは、全国的にも珍しいという。
県自然保護課によると、伊豆地域では過去のメスの捕獲制限により著しく増加したニホンジカが、ワサビやシイタケなどの農作物をはじめ、ササなどの下草、スギなどの樹皮を食い荒らす被害が深刻 . . . 本文を読む
囲いワナの成果がイマイチとの記事。
そう言えば、またしてもエゾシカゼミナールのネタですが、阿寒の公園(だったかな?)で囲いワナをして成果をあげているという放送があったような気がします。
ただ、印象的だったのは、餌付けをするという話でした。
複数年かけて、よく現れるポイントで餌付けをして、餌場の価値をあげてから一網打尽、というような内容だったからです。
インタビューされていた方が、「根こそぎ退 . . . 本文を読む
過去にも何度かこうした、生態系ピラミッドの再構築に際し、頂点の生物を再導入しようとする議論があります。
しかし、危うい。これまでにも、多くの生物を野に放つ事例は数多あるように思いますが、成功した事例がどれほどあるというのでしょう?
気持ちは分かるのですが、種の移動を人間が管理することができるのでしょうか。家畜のように完全な飼育下に置くのであれば話は別ですが、これは一種の動物園の世界。
今回、め . . . 本文を読む
獣害防除柵の全国最大級の展示場が京都府亀岡市の府農林センターで開園したという、日本農業新聞7月9日付の記事。
100m2の展示場に19種類の柵が並べられていて、京都府だけでなく、山梨や埼玉で開発された防除柵もあるなど、参考になりそうです。
様々な柵を一度にみることができる場があるのは、やはり効果が大きいと思います。
奈良の展示場が終わった今、次の役割に期待したいところです。
ランキングに参 . . . 本文を読む
過去にも自衛隊が獣害対策を支援する記事がありましたが、エゾシカ対策に自衛隊が出動するという内容です。
記事にあるように、獣害が「恒常的な災害」になっているという問題意識が、まだまだ国民全般には浸透していないように思います。
地震や台風による水害が、大規模で壊滅的な被害を与え、世間の耳目を集めやすく理解し易い側面がありますが、獣害はじわじわと真綿で首を絞めるように、終わることがない災害であり、農 . . . 本文を読む
現場発生資材を利用した防護柵です。
特に山間部をぐるりと囲う場合は、金属製だとイニシャルのみならずランニングコストも莫大な費用を要することになると思います。
全てを間伐材利用というのではなく、ケースバイケースでこうした間伐材をどんどん使ってみるという取り組みも必要なのではないでしょうか。
耐久性は金属製に敵わないでしょうが、敷設手間を減らすなどの少しの工夫で、「獣害を防ぐ」という必要最低限の . . . 本文を読む
こんな講習会が近くであるのなら、絶対参加するのになぁ。
滋賀県でも、是非開催を願いたいな!
~ 抜粋 ~
・栃木県で2日、足利市の足利市民会館で狩猟の意義や狩猟免許の取得方法を学ぶ講習会「みんなde狩猟2010」を開催
・県内ではイノシシなどの獣害が広がる一方、狩猟免許所持者は減少傾向
・狩猟が地域に果たす役割を知ってもらい、免許取得を促すのが狙い。
会場:足利市民会館別館会議室
時間: . . . 本文を読む
日本農業新聞6月10日付の記事です。
全国の行政や大学、資材メーカーなどの鳥獣害対策担当者が連携する「野生動物対策技術研究会」が今年度中に発足するとの内容です。
新たな防除手法の開発、展示ほ場の設置等を検討する他、集落環境診断の実証調査、現場で関係者が連携体制を構築する方法の検討を行うとのこと。
集落環境診断は、例えば滋賀県でも取組まれ、効果を挙げているように思いますが、全国的に事例が少ない . . . 本文を読む
5月24日付の神戸新聞の記事です。
漁協と直接つながることで、安価に資材入手する取り組み。
漁協側が獣害に対する理解をしてくれて実現したことだと思います。
漁網を利用した獣害ネットについては、いつも気に掛かることがあるのですが、特に鹿の場合、漁網に染み込んでいる塩を舐めに逆に引き寄せるという話しです。
まあ、既に被害に遭っている訳なので、今更引き寄せるも関係ない話かもしれませんが、場所によっ . . . 本文を読む
5月15日付日本農業新聞の記事。
滋賀県農業技術振興センターが、栽培管理を工夫することで鳥獣害を防ぐ実証実験を開始とのこと。
柵ありきですが、ハード対策だけでなく害に遭わない栽培にするという視点は重要ですね。
このあたりの話しは、奈良県や農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター等でも実証されていたと思います。
ただ、こうした認識はまだまだ普及していないのが実態なのでしょうね。
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