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【100613】間伐材利用し獣害防護柵

2010年06月15日 | 獣害-対策:シカ・イノシシ
現場発生資材を利用した防護柵です。

特に山間部をぐるりと囲う場合は、金属製だとイニシャルのみならずランニングコストも莫大な費用を要することになると思います。

全てを間伐材利用というのではなく、ケースバイケースでこうした間伐材をどんどん使ってみるという取り組みも必要なのではないでしょうか。

耐久性は金属製に敵わないでしょうが、敷設手間を減らすなどの少しの工夫で、「獣害を防ぐ」という必要最低限の機能は十分発揮可能だと感じます。

ただ、こうした地域発生資材を利用する場合は、どうしても地元施工的な部分が増え、地元負担も大きいことが推察できます。

このあたりをどう解決するのかが、普及の鍵かもしれませんね。


~ 抜粋 ~

●建設工法の研究・開発に取り組む共生機構栃木事務所は獣害対策として間伐材を利用した防護柵を開発、日光市内に試験設置

●低迷する間伐材利用の促進と獣害対策の一石二鳥の取り組み。

防護柵の支柱には立木を利用

●立木同士を横に渡す鋼材でつなげ、半分に割った高さ約2メートルから1・5メートルの間伐材を等間隔で取り付ける。

●対策が必要なエリアを囲み、シカなど大型の野生獣の侵入を阻む一方で、間伐材同士には、22センチ程度のすき間をつくり、ウサギやタヌキなどの往来を妨げない工夫も。

●獣害対策では防護ネットや金属製フェンスが普及している。

●近年、人工林内でも野生動物の獣害が広がっており、同事務所は「間伐した現場で、簡単な道具を使って設置できるように工夫したい」と話す。

●同事務所はシカ対策に悩む日光市のきぬがわ高原カントリークラブのコースの一部に防護柵を試験的に設置。



下野新聞
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/otawara/news/20100612/335812


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