新型コロナ感染症拡大に伴い、昨年は中止となった野尻湖花火大会ですが、今年は規模を大幅に縮小して二回に分け、地元のみの新聞チラシ程度の周知で開催されました。 最初が7月31日、そして昨日8月21日が2回目(最終日)、例年だと7月末の1回のみで、元々ごった返すほどの人が集まる大会ではなく静かですが、今年は閑散というほどではないにしろ十分密を回避できる人数だったと思います。 例年あるアナウンスも無し、高原の涼しい風が吹く湖で淡々と打ち上げが進んでいきました。
19時半の開始時刻、何の前触れもなく見事な早打ちがあり、そしてフィナーレのスターマインのこれでもかというほどの重厚な美しさ、例え規模は小さくとも最高の感動を与えようとする花火師さんたちの至高の技と意地を見た思いです。最後の大輪が上空に開き、そして火の粉が静かに消えていくとき、岸辺を包むような優しい拍手がしばらく鳴り止みませんでした。 感謝。
8月21日 フィナーレのスターマイン。正面の小さな明かりは野尻湖の弁天島鳥居