昨日の午前中、5羽のヒナすべて巣立ちしました。 朝7時半過ぎ、定点カメラの画像を見ようとしたら丁度2羽が勢いよく巣を離れて外へ、
車庫に行ってみるとさらに2羽が既に巣を離れて、車の屋根に1羽と照明の配線に1羽、私の姿を見た車の上の子が勢いよく飛んでいきました。電灯線の子は
怖くて決断がつかない様子だったけれそ、そのうち前の子を追いかけるように離陸。
最後に残った一羽は、自分だけになった巣の中に隠れるようにしていたけれど、3時間ほどして親に導かれるようにして巣の外へ、しかし壁に留まって固まって
しまい身動きが取れない様子、親は「こうやって飛んで」と言うかのように、ヒナの周りを行ったり来たりしたあと、ヒナを置いて外へ。それを追いかけるように
最後の子も外へ。 無事みな巣立ち完了です。 もちろんこれから先は試練。
2番めに巣を離れたうちの1羽。怖いらしく、照明の電線に留まって固まっていたけれど、「意を決して」飛んでいきました。
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以下、最初に離陸した2羽のうちの1羽です。家のすぐ前の電線に留まっていたのを撮影。 巣を離れてまだ5分、初めて見る外の世界。
「怖いよ。。」
「あっ! お父さんだ」
「こっち、こっち」
ヒナも親も何かを警戒しています。 親は体を向こう頭はこちら。軽く真後ろを見れるのですね。 ヒナも眼光鋭く、昨日まで巣で鳴いていた子とは思えない
ほど立派です。 尾羽はまだ短く、親のように自由自在にとはいかなくても、外に出た瞬間から生きていけるだけの飛行技術をもう身に着けているのは驚きです。
この子の無事を確認すると、すぐに別の子のところへ。 巣の外に出たヒナを狙うものはそこらじゅうに。全く気が抜けません。
ヒナがいなくなった巣。今日(6月12日)脚立を使って詳しくみてみると、大きいと思っていたけれど、近くで見ると5羽がやっと居られるくらいの
小さなものだと分かりました。巣が落ちないように念をいれて周囲を補強してあったので見かけが大きいだけでした。
昨年、巣立ちしてしばらくするとスズメに荒らされ壊されたため、今年は段ボールでカバーをしてしまいました。 まだ暫くはツバメがやってくるので
どうしようかと悩みましたが、過去4年間で巣立ちしたヒナや親が巣を再びその年に使ったことは無かったし、ツバメは基本的にすべてを空中で
行い、巣でゆっくり座って休む鳥ではないので、スズメに襲われないうちに巣の保全です。
来年の春、また来てくれることを願って。
巣立ちの前日夕方。 みな元気でね。