Nonのひとりごと

大好きなお菓子のこと、グルメ、出会った寛ぎの空間、映画、仕事のことなど、私のたわいもないひとり言を綴ります

べべ

2016-06-12 10:00:30 | 猫物語

 今、ずっと私の仕事場にいます。
 
 一時は、もうダメかと思いました。
 ある時からエサを食べなくなり、家の中に入りたがらず
 病院に連れて行ったら、腎臓が悪く貧血もあると言われました。
 薬はもらいましたが、吐き出してしまいます。

 それからです。
 外に出たべべを探す毎日。
 帰ってきたのを見つけて、エサをやっても一切口をつけず
 外に出たがります。
 もうとにかく暴れて出たがるので、仕方なく外に出します。

 外に出たらどこかに行ってしまいます。
 縄張りを見歩いているのか、どこか自分の好きなところでうずくまっているのか…
 夜、帰って来なくなりました。
 でも、朝帰ってきて玄関先にいるのです。
 中に入れても暴れて外に出たがります。

 いったいどうしたらいいのか?

 ある日の夕方、車で家に帰ってきたら、家の手前の山に上がる道をべべが歩いています。
 何も食べていないのに、ふらふらと歩いているのです。
 慌てて降りてつかまえて、連れて帰りました。
 抱くと、もう軽くなってしまっていて、
 あまりに軽くて、涙が出ました。

 その日は、何気なく両親の寝室に連れて行ったら、
 父の布団の上が気に入ったらしく、そこで朝まで眠りました。
 病院に再び連れて行きましたが、また薬をくれるだけで
 点滴も出来ないし、これ以上どうしようもないと言われました。

 その日も外に出たがって出たら帰ってきませんでした。
 
 次の日も夕方、帰ってきたら、畑にうずくまっているべべを見つけました。
 一度連れて帰りましたが、またいなくなりました。

 毎日、夜中に何度も外に出て探しまわる毎日。
 
 猫は自然治癒するために、隅でじっとしているという話を聞いたことがあります。
 死ににいくのではなく、あくまでも自分で治すために。

 でも、このまま帰って来ないのではないか…
 このままどこかで死んでしまうのではないか…
 思うと、涙が止まりませんでした。

 早朝に起きて仕事をしている時、5時頃でしょうか。
 外に出ると、べべが玄関先にうずくまっています。
 急いで捕まえて、妹を起こしてべべを託しました。
 妹もずっと眠れずにいて、しばらく自分の部屋に置いていたようです。

 その後、なるべく早く帰るから外に出さないでと言い残し、仕事に出ました。
 帰ったら、違う病院に連れて行こうと決めていました。
 いろいろネットで調べたら、手の施しようがない感じではなかったからです。

 私の仕事場は、資料が散乱し、箱物や荷物が溢れていて足の踏み場もありません。
 そこをべべが気に入ってしまったのです。
 ラッキーでした。

 そして、病院に連れていくと、点滴をしてくれました。
 先週の話です。
 4日間、点滴と注射に通いました。
 すると、少しずつべべの食欲が出てきました。
 私の仕事場にじっとしていて動こうともしません。

 きっとかなりきついのです。
 貧血もひどいようですから。
 でも水をよく飲み、エサもよく食べます。
 少しホッとしました。

 まだまだ病院通いは続きそうです。
 輸血もしなければならないかもしれません。
 お金もかなりかかりそうです。
 でもそんなこと言っていられません。
 8年一緒に暮らした家族なのですから。

 腎臓はよくなることはないそうです。
 残った機能を極力活かしてあげられるよう治療していきましょう
 と言われました。

 べべ、がんばろうね!

 しかし、私の机の後ろにあるテーブルの上がべべの寝床になってしまい
 仕事がしづらくなってしまいました。
 これからちょっと考えなければなりません。

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2 コメント

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Unknown (モカもなか)
2016-06-16 13:00:34
足の指は大丈夫ですか??
べべちゃん食欲出て来てよかったですね。
病院通いも大変でしょうが、元気になるといいですね。Nonさんも無理せずお仕事、看病してください。
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モカもなかさん (Non)
2016-06-20 13:20:43
ありがとうございます!
今では、私の仕事場は大変なことになっています。
元気が出てきたべべが一番高い書棚の上に
上がるために、資料や本の上を飛び越えて
上がっていくので、上がり降りする度に
下に落として行きます。
今では、頭痛のタネ。それでも外に出すわけには
いかず、良い方法を考える毎日です。
足の指も少しずつ快方に向かっています。
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