2日、土砂災害や浸水被害があったばかりの北陸や山陰で、またも追い打ちの雨が降った。島根県津和野町では2日午前6時26分までの1時間に38ミリの豪雨があったそうだ。幸いにも、「山陰の小京都」といわれる観光地周辺には冠水などの被害はなく、週末には観光客の散策する姿も見られたとか。
しかし、「清流で泳ぐ鯉」で有名な殿町通りの掘割は川水が黄土色に濁っていて、大きな鯉がアップアップしている様子をテレビで見た。(写真はネットより)
長いように見えるが掘割の長さは0.2km、川幅は1.5mと狭く、おまけに何ヶ所か柵の仕切りがある。大小400匹余いるという鯉はまるまると太った超肥満体で、おまけに1m級の鯉も多く、泳ぐというより浮かんでいるという状態で、Uターンするのも難しそう。ろくに運動もせず、与えられる餌を食べていれば、いやでも肥満体になるのは人間と同じ、姿かたちは美しくても、しょせんは見世物のかわいそうな鯉たち。
(二度訪れているが、この写真は冬。寒いのか鯉も身を寄せ合っていた)
昨今、「雨の二極化」という言葉をよく聞く。日本列島では、雨の降り方が二極化しているというのである。日本海側を中心に局地的な豪雨に見舞われたところもあれば、九州南部では雨がほとんど降っていない。鹿児島・奄美市名瀬では、7月の月間降水量は0mmで、統計開始以来、117年間で初めてのことだという。
沖縄地方では6月中旬から、奄美地方では7月上旬から、雨がほとんど降っていないそうだ。今後2週間程度は、太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多く、まとまった雨は期待できないそうにないという。夏休みで観光地は稼ぎ時だが、水不足が心配されているとか。
しかし、沖縄には「海水淡水化センター」という、海水を利用して天気に左右されることなく、いつでも必要な水を生産することができる施設があり、1日40,000立方メートルの淡水が生産されるそうである。沖縄の美しい海ならではのことだが、ダム建設のように環境破壊の心配もないし、建設費用も安いという。毎年、渇水で困っている地方にとってはうらやましい話だろう。
もう20数年前、6月中旬に沖縄本島のリゾートホテルで4連泊したことがある。その年は空梅雨で雨が降らず、どこへ行っても節水、節水で大変だった。さすがにホテルではそれほどでもなかったが、「節水にご協力ください」という張り紙があちこちで見られた。街中の飲食店では水は頼まなければ持ってこないし、トイレの手洗い水はチョロチョロ。暑い最中の水不足は、より暑苦しく感じられて、早々にホテルに引き上げて海へ行った。最近はそういった話は聞かないが、「海水淡水化センター」が活躍しているのだろうか。
もううんざりなのに大雨を降らせり、欲しているのに一滴の雨も降らせない。雨の神さまはほんとに気まぐれだネ。何をそんなにご機嫌を損ねているのかしら?
31日午後2時ごろ、県北の津山市国分寺では竜巻が発生。鉄製の車庫が屋根ごと吹き飛ばされたという。ここは以前、私が住んでいたところから車で2,3分という近隣だ。が、40年以上住んでいたが、竜巻なんて他人事だと思っていたのに、怖いね。
8月2日朝の5時半すぎ、写真では見えないが南の空は真っ黒な雲が覆っている。東の空はお日さまが顔を出して明るいが、わが家の前は雨降りの真っ只中。こんな現象は珍しい。
午後6時過ぎ、下をみるとエイが5匹、ゆっくりと泳いでいるのが見えた。1匹泳いでいるのは時々見かけるが、5匹なんて初めてだ。夕方になって涼しくなったので海面に姿を現したのだろう。
常に被写体を意識付け、プロ顔まけの根性が産む素敵な写真、いつも楽しませて貰っています。
雨風雪穏やかな自然を風流に味わえる日々はどんどん遠のいて行くのでしょうか。
難しい気象条件は理解不能の科学音痴ですが、将来への不安は募るばかりです。
このあたりには1mほどのエイもいるそうですが、見えるのは40cmくらいのもの。ふわふわと気持ちよさそうに、ベランダの真下までやってきます。
時には大きな魚がジャンプしたり、海は見飽きませんね。
デジカメはすぐ持ち出せる所においていますが、すぐには間に合わないことが多いです。
8月はもっと酷暑になりそうだとか。干物にならないように気をつけましょう。