「日本さくら名所100選」に選定されており、津山城と桜の豪華な風景が楽しめる津山・鶴山公園。土曜日4日が満開になったと聞いて、お天気が回復した昨日8日、赤穂の友人と2人で最高のロケーションを期待して出かけました。
11時前津山駅到着。まずは国の名勝に指定されている旧津山藩別邸庭園「衆楽園」へ。ここは春の桜、夏の睡蓮、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季折々の美しい景観が楽しめます。が、残念なことに樹齢100年といわれるしだれ桜はもう散ってしまって、一輪の花も残っていませんでした。
和服姿の女性が お茶のお手前を披露、緋毛氈が敷かれた床机に腰掛け、お茶とお菓子を頂きました。折りしも8日はお釈迦様の誕生日の「花まつり」、花に囲まれたお釈迦様にあま茶を掛けてあげました。どちらも写真に撮るのを忘れました。
ちょっと寒かったけど、静かなたたずまいの庭園でのひとときは心穏やかでした。
園内を一巡りしての帰り道、向こうから花婿、花嫁さんが歩いてきます。取巻きの女性に聞くと、「前撮り」だという。「おめでとうございます」と声を掛けると、「ありがとうございます」と幸せそうな声。ほほえましい2人の姿にこちらも何だかほんわかとした気持ちになりました。入口でまた別の「前撮り」カップル、いい日だね。
タクシーに乗って、次は津山郷土博物館へ。運転手さんが市内マップを取り出してあちこち見所を教えてくれます。話しているうちに、その人は大阪からUターンして5年目だという。「それなら40年以上も住んでいた私の方がよく知っているわ」と思ったけど、「ご親切にありがとう」と礼を言って降りた。「楽しい一日を」という運転手さんの声がうれしかったよ。
津山郷土博物館でのお目当ては、津山藩お抱え絵師鍬形けい斎が描いた「江戸一目図屏風」の実物です。平成24年5月に開業したスカイツリーの展望台に複製が展示されていて、200年前の江戸の眺望と現代の東京を見比べることができるそうです。
一体、どこからの眺望だろうか。人の姿と思われるものが微細に描かれていて、見ているだけでも気が遠くなりそうな絵です。
3階からすべてを見学しながら降りてきたら約1時間、そろそろ腹の虫が泣き出しそうです。桜の下でお弁当をと考えていたのですが、寒いので中止。すぐ近くの観光物産センターでお土産を買って、隣の食堂で「しいたけ定食」を注文。これは昔懐かしい津山駅の駅弁だった「しいたけ弁当」を定食にしたもので、肉厚のしいたけの甘辛煮、鶏肉のそぼろと卵のそぼろが乗っていて見た目も美しく、味もよかったです。
メインは鶴山城址と満開の桜。楽しみにしていたのに、もう大分散っていて、すでに葉桜になっているのもたくさんあった。満開になって3、4日は楽しめると聞いていたのに…。赤穂の友人に美しい満開の桜を見せてあげられなくて残念。満開の美しさを知っている私としてはこの桜は恨めしいかぎりでした。
NHKの開花状況でも「満開」のマークがついていたし、津山市の観光協会のHPでも「満開」となっていたのに…。まあ、お天気が悪かったのだから仕方ないのもあるけど、集客目的といえ、こんないい加減な情報は詐欺です。今日もまだ「満開」のマークがついているのが腹立つわあ。
満開の桜が見られなかったのは残念でしたが、久しぶりの津山めぐりは懐かしくもありました。
これからは色んな花が咲きます。美しい花を求めてあちこち出かけようということになり、そういう目的を持つと、ネットで検索する楽しみも増えます。
足腰元気なうちに、がんばらなくちゃあ…。
桜花の下でのお弁当をと、敷物だけは用意していきましたが、震えながらではどうも…。
昔、列車で岡山に行くときは「しいたけ弁当」を買って車内で食べたものでした。今ではホームで売る駅弁はどこの駅でも見なくなりましたね。
お茶とお菓子、お昼のしいたけ弁当、近くのホテルでスイーツを食べて、やっぱり「花より団子」の一日でした。
花冷えはよくあることですが、それまでが異常なほどの高温が続いたので、より寒く感じました。冬のダウンを着ている人、春らしい装いの人、さまざまです。
気温が低いと花は長持ちすると思っていましたが思惑外れ、花の盛りを見極めるのは難しいですね。
来年は後楽園にしようかと話しています。
列島どこに行ってもその地方の自慢の桜が
あり嬉しくなります。
山桜もこれからです。でももう少しお天気が
しっかりしてくれないと・・・。
それ以上に美味しそう!シイタケ弁当、肉厚のシイタケ、鶏肉のそぼろ。卵と渋い三色甘煮、これで桜見物満足度は達成、やっぱり「花より団子」納得のことわざですね。
でも、写真、とても キレイです。
はるか昔、後楽園を 訪れた事ありますが、岡山って、 自然も果物も海産物・・・美味しい物 いっぱいですよね。
甘辛の 椎茸煮 あぁ~♪ 美味しそう・・・(^q^)。
山国の桜の満開は、後、数日かかりそうです。